1月2日「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」
うっかりして、SWのネット予約が遅れてしまったため、SWの鑑賞が年を越してしまいました。でも、新年最初の鑑賞作品がSWなら、きっと良い年を迎えられるはずです。そんな希望にも近い思いを持って二子玉川へ行ってきましたが、果たして…。
内容はあえて記しません。どこから見てもSWですので、SWファンの方は安心してご覧ください。ルーカスの会社がネズミに買収されたことで危惧された例のお城も出てきません。というか、その痕跡すらありません。
ルーカスが監督を降りて、その後を任されたJ・J・エイブラムス監督の奮闘の甲斐あって、見事にSWの世界を復活させています。その点は、スタートレックの場合と同様に、よく頑張ったと思います。ともかく、随所に溢れる旧SW愛を感じさせるシーンやキャラの数々から見ても、ファンに対しては有無を言わさないほどの細心の注意を払って作られていると思います。それは配給会社も同様で、お城のクレジットを出さない英断や、翻訳も林寛治にしたことは、何よりSWファンのことを思ってのことでしょう。
そんなわけで、SWファンにとっては感涙の作品に仕上がっていますが、逆にファンに媚びすぎるという過ちも犯しています。ファン待望の作品ですから、それも仕方がないことですが、どうしても旧作の模写に陥ってしまい、既視感を受けるので、作品が本来もっていたセンス・オブ・ワンダーを阻害してしまっています。
これが原作者のルーカスならば、敢えて期待を裏切る作りもできたでしょうが、J・J・エイブラムスには、とても荷が重すぎて、もちろんそんな恐ろしいことはできません。それは仕方がないことですが、誰も見たことがないような全く新しい衝撃を受けたいと、昔ながらのSFファンは、いつでもSWに期待してしまうのです。
ともあれ、見事に復活を遂げたSWですから、これからの進展を括目して見続けたいと思います。
☆☆☆☆★★★★(次回作に期待します!)
|
|