JUNE
 2015
Diary

6月6日「109シネマズ二子玉川」

 今年に入って殆ど映画館に行っていない事に気がついたので、二子玉川に行ってきました。ここに109シネマズがオープンしていたのです。もちろんIMAXもあります。それも、川崎のような間に合わせ的なものでなく、本格的なIMAXです。これは行かざるを得ないですね。

「チャッピー」
 「第九地区」のニール・ブロムカンプ作品なのですが、「エリジウム」が今一つの出来だったので、期待してはいませんでした。それに、ロボットのデザインが「アップル・シード」のブリアレオスそのまんまなので気になっていましたが、さすがに、そのあたりは当然クリアしているのでしょう。SFとしては抜け穴だらけの設定ではありますが、観ていて次第にチャッピーが可愛く見えてくるのは、ある程度成功している証でしょう。
 それにしても、赤子同然のチャッピーが、いきなり超頭脳を発揮してしまうのはいただけません。嘘でも、ネットを使って、超高速学習するシーンとか欲しかったところです。
 とはいえ、パパ&ママ役をやっている、ミュージシャンのダイ・アントワードとヨーランディが地のままの演技で大変素晴らしかったです。この二人を使ったことだけでも、この作品は大成功と言えると思いますし、その意味でカルトムービーになるでしょう。
☆☆☆☆★★★★

「トゥモローランド」
「アイアン・ジャイアント」や「ミッション・インポシブル:ゴースト・プロトコル」など、はずれのないブラッド・バード監督作品なので、大変期待していましたが、少々期待はずれな出来でした。…というのも、登場する奇想天外なシーンの数々が、アニメでなら問題ないのでしょうが、実写となると、生身の人間とのバランスを欠いて、どうも違和感を感じてしまうのです。暴力シーンもディズニー印でオブラードに包まれている為、全くハラハラできないという歯がゆさが残ります。特に一番感動的なシーンになるはずのところにストッパーが掛かってしまっているのは、とても残念に思います。
☆☆☆★★★

 ところで、109シネマズ二子玉川の感想ですが、新しいだけに非常に良くできていました。座席も改良されていて、背のところに座席番号がついているところや、座り心地が大変良くなっている点もうれしいです。IMAXスクリーンもちゃんと湾曲しているので、余程端の席でないのなら、どこでも真中で観ているような錯覚を覚えることでしょう。プログラム売り場も小さくて、余計な物を売らない姿勢に好感が持てます。
 そして,、なによりも客層が良いので、マナーの悪い客は少ないと思われます。恐らく、これで川崎のシネコンに行くことはなくなると思います。