6月6日「黒い恐怖」
7月4日に、ようやく新刊が出ることになりました。タイトルは「となりの鉄子」です。鉄子といっても鉄道マニアの女子のことではなくて、「猫柳鉄子」という妙な名前の女の子のことです。内容は、ちょっぴりSFチックな児童小説で、ちょっと不思議で、ちょっぴり可笑しくて、とっても切ない物語です。自分で言うのもなんですが、結構良くできたお話だと思います。一応、読んだ人はみんな「面白い!」と言ってくれています。カットの絵を、当サイトの「痛快漫画工房」コーナーでお馴染みの勝川克志さんが描いてくれていますが、こちらもなかなかの力作揃いなので、併せてご期待下さいね。
今日は南武線「西府駅」近くのファミレス「S」に行きました。ここで、勝川克志さんと、これからの作品の打ち合わせをするのです。いくつか案を持ち寄って、あーだこうだと、話し合いをする中で、次回作の方針を決めるのです。私が話を書くときは、絵のことも考えながら書くので、こうして、絵描きの人と会って、話し合うことが重要なのです。というか、自分が絵描きなものですから、絵を描く人の気持ちが良く分かるので、喜んで描きたくなるようなシーンを、第一に考えてしまうのです。
まあ、そんなわけで、話も盛り上がってきたころ、突如、勝川さんのTシャツの上を這い上がる黒い影が!何だろうと、目をこらしてみて、その正体を知った私は、思わず「わああ〜っ!」と、大声をあげてしまいました。
なんと、それは大きなゴキブリだったのです。
ところが、勝川さんときたら落ち着いたもので、サッと手で払い落とすと、すぐさまサンダル履きの足で踏み潰したではありませんか。あまりの見事な早技に、私は目を白黒させるばかりです。さすが勝川さん。「嵐を呼ぶ男」は違いますね。
それにしても、あんな大きなゴキブリを野放しにしているとは、ファミレス「S]の衛生管理は如何なものか?猛省を促したいと思いますよ。
|
|