ひかりTVにしてからというもの、海外ドラマを観る機会が増えて困っています。そもそも近所のTSUTAYAは24時間営業だったり、旧作100円レンタルだったりで、DVDで観ることも容易なのですが、そこにきて年がら年中海外ドラマを垂れ流しているチャンネルがいくつもあるのですから、私のような海外ドラマファンには天国というか、地獄の日々です。こりゃあ、いかんぜよ!
ということで、毎日海外ドラマを観ているのですが、中でも最近面白いと思ったのが「ライ・トゥ・ミー」です。これ、日本語吹き替え版を放送していないんですが、それもそのはず、日本語吹き替えが非常に難しい番組なんですね。何故かというと、その理由は番組の内容に深く関係があります。
この番組の主人公は、人の微表情や言動から嘘を見抜く能力があって、それで様々な事件や問題を解決するというお話なんです。微表情とは人が無意識に行う些細な表情のことです。もちろん微表情ですから、ほんの一瞬出る細かい表情で、当然出演者にも高度な演技力が要求されるわけです。同様に、言動に関しても微妙なアクセントの違いから嘘を見極めるわけですから、当然吹き替えの場合、声優にも高度な演技力が必要となりますし、演出にも細心の注意が要求されるのです。そんなわけで、この番組に関して吹き替え版を作るのが大変難しいのです。
それにしても、こんなドラマを考えた人も凄いですが、それを演じる俳優陣も演出家も凄いものです。数々の海外ドラマをパクって来た日本のTV業界も、さすがにこのドラマだけはパクれないでしょうね、多分。
さて、いよいよ期待の最新ドラマ「フラッシュ・フォワード」と「メンタリスト」が始まります。前者は規模の大きさから、後者は緻密なシナリオ作りから、どちらもパクりにくい作品だと思います。楽しみですね♪