MARCH 2009
Diary

3月28日「気になる最新トレーラーとDVD評」
まず、気になる最新トレーラーです。

「Where the Wild Things Are」
モーリス・センダックの「かいじゅうの森」の映画化です。あえてCGに頼らない、着ぐるみもなかなか良い感じですねえ。

「Astro Boy」
高画質版です。結構細かいところの動きが分かります。だからどうだというワケでもないんですけどね。キャラは諦めたとして、話はどうなんでしょうか?

そして、最近観たDVDの中で気に入った作品の評です。

「おくりびと」
 ブームに乗ったみたいで敬遠していましたが、ようやく観ました。「死」がテーマなので重い話かと思っていましたが、意外や意外。結構楽しく観れてしまいました。広末涼子の濡れ場とか、意外な拾い物感もあって、好印象です。全体的に非常に「優しい」映画ですね。本木雅弘 の好演も光ります。でも、アカデミー賞外国語映画賞受賞というのは、色々な意味でラッキーだったと思います。

「バンク・ジョブ」
 1971年にロンドンべーカー街で起こった実際の銀行強盗事件の謎を暴く、犯罪スリラー作品です。ジェイソン・ステイサム演じるテリーは、昔なじみの美女マルティーヌから銀行強盗計画を持ち込まれます。二軒隣の地下から穴を掘って銀行の貸金庫の床に抜けるというこの計画に乗ったテリーは、早速仲間を集め実行に移しました…。
 
 しかし銀行の貸金庫というところには、金品ばかりか、他人には公表できない色々な物が預けられているものです。そんなわけで、王室や政府高官のスキャンダルにまつわる物とか、マフィアの裏帳簿とか、相当ヤバイ品物もテリーたちは手に入れて、おかげで警察ばかりか、MI−5やマフィアや汚職警官たちにも追われるハメになったのです。果たしてテリーたちに、これらの魔の手から逃れる道はあるのでしょうか?
 
 この作品、実話を元にしているだけあって、英国黒人解放運動家リーダー、マイケルX(マルコムXではない)とか、実在の人物が色々出てきます。中にはジョン・レノンとオノ・ヨーコとおぼしき姿まで見られます。しかも、ミック・ジャガーなんかホントに出演していてビックリさせられます。
 
 それにしても、これがホントだったら凄いですねぇ。9割の事実に1割の脚色ですが、上手いことまとめあげたものです。特に後半のテンポが良くて、観ていてハラハラさせられます。ちゃんとジェイソン・ステイサムの見せ場も用意していて、なかなか満足できた作品でした。