JULY 2005
Diary

   7月23日 「災難」

 夕方出かけようと駅まで行ったところで、携帯電話を忘れたことに気が付きました。アナログ世代の人間のせいか、携帯電話を持ち歩く習慣がどうにも身に付きません。大体、何処にいても電話が掛かってきてしまうという事自体が、土足で家に入られる様な気がして許せないのです。まあそれでも、あればあったで大変便利なんですけどね。その便利さが又許せなかったりもします。そんなわけで、私の友人には携帯電話を持つ事を未だに拒んでいる人がいます。例えば和田慎二さんとか…。
 
 私が持っている携帯電話には320万画素のカメラが付いていますが、カメラ機能を充実するために、普通の携帯電話よりやや厚くて大きめになっています。そのため、ちょっとかさばって持ち歩きにくく、それが携帯電話を携帯する習慣をつけさせない一因になっています。折角のカメラ付き携帯ですが、カメラとしてはF値が大きかったり、レスポンスが悪かったりで、まだまだ不十分と言わざるを得ません。まあ、どうせオマケと考えるなら、やっぱり機能より携帯性を重んじるべきなのでしょう。機能が増えても、大きくなって持ちにくくなるのでは、本末転倒です。
 
 そんなわけで、駅から一旦家に戻り、携帯電話を持って再び駅に向かいました。所が駅に行ってみると、なんと電車がストップしているではありませんか。どうやら先程起こった地震の影響のようです。電車が止まっては出かけられないので先方に断りの電話を入れようとすると、今度は携帯電話が繋がりません。災害時は問い合わせが殺到して、電話やインターネットが繋がらなくなるのが常です。
 
 仕方ないので、今日は駅まで二度行ったにも拘わらず、出かけるのを断念して帰ってきました。うむむ、ラジオでもあれば、駅まで行く道すがら列車の運行状況などを把握出来たのに。こんな時出先で状況を的確に把握するには、やっぱりラジオかテレビが必要だなあ。そうだ、今度はTVかラジオ付き携帯にしよう!