1月19日 「青い涙」
 
 「ゴッド・ディーバ」のDVDが届いたので、早速観てみました。監督で原作者のエンキ・ビラルが数年前「モンスターの眠り」刊行キャンペーンで日本に来た時、「今、CGの世界にライブの俳優を合成した映画を作っているんだ。」と話していた例の映画です。
 
 観てみて、とにかくビラルのコミック世界を完璧に再現していることに驚かされます。制作時期の関係でCG技術は少し古めですが、ビラル独特のタッチが活かされているので、ライブの俳優とCGの世界にそれ程違和感を感じません。詩的で哲学的な内容も画面のタッチにマッチしていて、一種独特の世界を作り上げることに成功していますし、ビラルのコミックを知っている人にとっては、きっと夢のような世界でしょう。
 
 それにしても…特典映像でビラルはこの映画にライブで出演している俳優は5人いると言っていますが、主人公達3人とジョンと、もう一人は一体誰なんでしょうか?