9月4日 「ショック!」
 
 大きな声では言えませんが、「バイオハザード2」の先行レイトショーを観に行ってしまいました。サイトで予約を確認したら席が空いていたので、つい出来心で買ってしまったのです。でも映画館に行ってみたら、さすがにゲームのファンが集まっていて満席でした。しかもR−15指定のはずなのに子供ばかりが集まっています。なんだか「バトル・ロワイヤル」の時みたいです。
 
 ところで映画の方ですが、ゲームのキャラがたくさん出てきますので、ファンの人にはそれなりに楽しめるかも知れませんが、ゲームと1作目を知らない人にはかなり理解に苦しむ展開だと思います。意味ありげに登場したキャラも、必要なくなればアッサリと殺されたりゾンビになってしまいますし、だいたいなんでゾンビになったのか分からない人や、何でゾンビにならないのか分からない人がいます。とはいえ、伏線や盛り上げ無しに展開する話や、ご都合主義のために映画のルールを完全無視するという作り方は、ある意味画期的かも知れません。
 
 破綻しまくりのシナリオに、頭の中がすっかりゾンビ状態になって、個人的に結構ダメージを受けましたが、それより、劇場を出る間際、周りの女の子が「面白いね」と言ったのには大きなショックを受けました。ううん、そうか!?最近の若い子にはこういうのが良いのか!?私は考えが古いのかも知れないぞ!
 
 …と、かなり辛口の評にになりましたが、主演のミラ・ジョヴォヴィッチは今回更に脱ぎっぷりが良く、フィフス・エレメント並の超人技を発揮します。それ以上にジル・バレンタイン役のシェンナ・ギロリーが魅力的で、この人が今回最大の収穫でした。「3」ではきっとジルが主役でしょう。