5月10日 「攻略本」
 
 久しぶりに青山のSCEに行って、エンターブレインから出る攻略本のインタビューを受ける。ゲームでも漫画でも、製作が終わったらすぐ次の作品に頭を切り換えるので、時間が経つと記憶がかなり薄れてしまっている。なるべく今まで出ていないようなネタを披露しようと思ったけれど、どうだったろうか?
 
 その後、副プロデューサーの梅崎クンと今回の反省点など話し合う。成る程、今回の問題点はどうすることも出来ないとばかり思っていたけれど、簡単な事で全て解決するんじゃないか。もっともその「簡単な事」というのが、かなりの曲者なのだけれど…。いずれにせよ、見通しはかなり明るくなった。


 
 5月11日 「超少女明日香」
 
 今日は映画を観に行こうと思っていたのだが、バスの時間までと読み始めた和田慎二さんの「超少女明日香」があんまり面白いので、そのまま読み続けてしまった。どうせ映画よりこっちの方が面白いだろうから、今日は行くのを止めよう。というわけで、「超少女明日香」を一気に読破してしまう。
  
 特に「式神編」では、話の中に巧妙に張り巡らされた罠にまんまとハマって、すっかり騙されてしまった。それにしても、こんな手があったとはねぇ。和田さんの高笑いする顔が目に浮かぶようで、ちょっと悔しいぞ。
 


 5月12日 「忍者飛翔」
 
 今日は朝早く起きて病院へ行く。いつもより早く行ったので、早めに診察が終わる。時間に余裕が出来たので、帰りに和田慎二さん宅に寄る。例によって、一緒に「とんでん」東久留米店で昼食をとりながら、あれこれ業界の話などする。
 
 昨日読んだ「超少女明日香」が面白かったという話をしたら、やっぱり高笑いされてしまった。帰り際、「これも読んでね。」と今度は「忍者飛翔」を頂く。また映画に行けなくなっちゃうじゃないか!


 
 5月13日 「新製品ラッシュ!」
 
 どうも予定していた映画を観に行く時間が無くなりそうなので、新百合ヶ丘のワーナー・マイカルでパンフレットだけ買っておくことにした。エンキ・ビラルの「ゴッド・ディーバ」はBD(バンド・デシネ)ファンとしては観ておかなければならないところだが、上映時刻が夜の1回しかないし、映画として面白いかはまた別の問題なので、無理をしてまで行く気になれない。

 パンフレットを読んでみたら、川崎市民ミュージアムの細萱クンが解説を書いていた。簡潔だが、なかなか的を射た解説なので、BDが世界の映画や漫画、アニメに与えた影響を知らない人には是非読んでもらいたいと思う。少なくともこの映画の美術を観て、「ブレードランナーやジャパニメーションで使い古された風景の二番煎じ」などという輩が、如何に物を知らないかがよく分かると思う。
 
 今日は新しいVAIOやらPSPやらソニーの新製品の発表があって、なかなか賑やかだった。前から待ち望んでいた「VAIO POCKET」だが、写真のデータを入れるためにはAC電源が必要というのが困った。これでは旅先で急にメモリースティックに溜まった写真データを移したいという時には使えない。

 それならいっそのことVAIOの「Type U」の方が使い勝手が良いかも?いや、もう1キロ我慢してType TRにすればDVDーRも焼けるぞ。う〜ん、どれも帯に短しタスキに長しで中途半端だ。「VAIO POCKET」本体にメモリースティックの差し込み口があれば、それで解決なんだけどなぁ。ああ困った、困った。