1月21日「パリ漫画書店巡り」パリ
 
 「嵐を呼ぶ男」勝川克志さん(通称「克坊」)と一緒に行動すると、必ず一騒動起きるので、全く油断がならない。今朝も谷口さんの部屋番号をフロントに聞いてもらったら、全く違う部屋を教えてもらって来た。谷口さんの部屋に電話すると何故か別の人の声がする。思わず「どなたですか?」と聞いてしまったが、人の部屋に電話して「どなたですか?」はないだろう。ビジネスジャンプの川島さん、どうも失礼しました。
 
 今回の旅行では途中色々な人と連絡を取り合う必要が出来たので、初めてレンタル携帯電話を借りることにした。いやぁ、これが使ってみると大変便利だ。わざわざ高いホテルの電話を使わなくとも済むし、街中で公衆電話を探す必要もない。フランス国内はもとより、国際電話もOKだ。しかも現地で借りればレンタル料や通話料も安いし、パリ市内は市内通話料金で済む。借りる時は、インターネットで予約して現地のホテルでピックアップし、返す時もホテルのフロントに預けておくだけで良い。もちろん1ヶ月以上とか長く滞在する時は、プリペイド電話を買う方が安いかも知れないが、とにかく旅先で色々連絡を取り合う場合は必携と言えるだろう。
 
 さて、今日から谷口さん達は雑誌やTVやラジオのインタビューや出版社との食事会などスケジュールが一杯らしいので、一緒に昼食した後、我々は午後から漫画書店巡りをすることにした。なにしろフランスに来た目的の一つはフランス・コミック(B.D.)を買い漁ることだからね。
 
 そこでまず、パリで有名な漫画書店「アルバム」へ行ってみる。が、行ってみて驚いた。あそこにもここにも、「アルバム」があるではないか。しばらくパリに来ない間に店舗が増殖している!しかも、もっと恐ろしいことに、今まで見なかったフィギュアの店が沢山オープンしているではないか!しかも、日本では見られない海外キャラのフィギュアが一杯だ!それもみんな出来が良い。ヒサクニヒコさん。パリは今恐ろしい街に変貌していますよ!要注意!
 
 夕方貴田さんに連絡して、ホテル近くの日本料理の店「築地」で夕食を食べる。アングレームの宿泊先の地図や連絡先など受け取り、まずは一安心する。食後ホテル前の「レ・ドゥー・マゴ」でコーヒーを飲む。ここは有名な文学カフェで、時々この2階で作家や学者の集まりがあったりする店だ(実はこの辺りにはこんな店が沢山ある)。
 
 更についでにその後近くの本屋「リブラリ・ラ・ユンヌ」に寄って美術書などを物色する。ここはまた面白い本が沢山揃っている店で、今回も貴田さんの夫プチ・ルーレの限定本を発見してしまった。早速貴田さんに頼んでサインして来てもらうことにした。じゃあ貴田さん、アングレームで又会いましょう。