10月27日「恐怖の日曜日」
 
 朝気が付くと、隣に寝ていたアスカ蘭とダロウ君の姿がない。二人は何処に消えたのか?ナゾがナゾを呼ぶ怪奇の館。…と思ったら、障子を開けてダロウ君が顔を出した。なになに?私のイビキがうるさくて待避していたって?それにしては勝川さんと御茶漬海苔クンはぐっすり寝ているけどなぁ。
 
 さぁ朝日を浴びようと窓を開けてみてビックリ!窓の外に石柱と板が並んでいる。昨夜は暗かったので気が付かなかったが、隣はなんと墓地じゃないか!アッと驚く恐怖の館。ダロウ君も思わず「COOL!」と叫ぶ。
 
 ダロウ君は今日も朝から都心へ買い物に出掛けるそうなので、アスカ蘭夫妻と勝川さんの車で出掛けることになる。おかげで私は御茶漬海苔クンと電車で帰る羽目になる。二人で駅まで歩いていると、いきなり御茶漬クンが「おおっ!」と小さく叫んだ。見れば道の両脇に女郎蜘蛛の巣が張ってある。大磯は自然が一杯、蜘蛛も一杯だねぇ。と、見上げれば頭上にも蜘蛛の巣が!さすがホラー漫画の大家御茶漬海苔クン。行く先々にホラーが一杯だ。