10月17日「会議は踊る」
 
 いつものように中野坂上のSCEJ(ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン)に行く途中、新宿西口ビックカメラに寄る。DVDコーナーに行くとモニターの前に人だかりが出来ていた。
 
 何かと思ったら本日発売の「ブラックホークダウン」を流している。バキューン!ドカーン!銃弾があちこちから飛び交い、そこここで爆発が起こる。もの凄い臨場感だ。ぐへぇっ!どひゃぁっ!兵士が次々に吹っ飛ばされ、凄まじい描写が続く。さすがリドリー・スコット!妥協を許さぬ演出に、モニターの前はさながら戦場と化し、みんな画面に釘付けになっている。私も殆ど金縛り状態で、しばらく観続けてしまった。劇場で観ていたら空恐ろしいだろうなぁ。全く生きた心地がしないぞ。こんな戦場に派兵されるなんて、まっぴら御免だ!…とつくづく思わされる作品だ。
 
 午後2時からSCEJで会議を始める。あれやこれや、新たに噴出した様々な問題を不本意ながら色々片付けて行く。行く手にはまだまだ大きな障害が待っているが、それでも何となく上手く切り抜けられそうな気がする。理由は判らないが、思いのほか気は楽だ。多分事態を乗り越えようと、スタッフ全員心を合わせようと歩み寄る姿勢が見られるからだろう。これもベテランが揃っているせいだろう。
 
 気が付けば食事もしないで8時までぶっ通しで会議を続けているじゃないか。しまった!今日はうかつにも薬を持ってくるのを忘れたので、家に帰るまで食事をすることが出来ないぞ!ひょぇ〜っ!