5月22日

 ワールドカップ開催も近づき、アメリカでは新たなテロ活動に対して厳戒態勢が敷かれている。おかげで海外からの観光客はかなり厳しいチェックを受けるようだ。昔湾岸戦争の時、フランスのシャルル・ドゴール空港で携帯していた腕時計に金属探知器が反応し、マシンガンを持った4〜5人の武装警官に取り囲まれたことがあるが、アメリカに出掛ける人は携帯品に充分気を付けましょうね。

 今回のアメリカ国内でのテロの標的は自由の女神像と言われているけれど、それ以上に危険視されているのがワールドカップだ。フーリガン対策に追われている場合ではない。チケットの印刷が遅れて、最悪現地でチケットを手渡しになるなど今から大混乱が予想されるが、日本全土を巻き込んだ狂乱の一ヶ月余りはもう間近に迫っている。まぁ、なるべく外には出ない方が無難かもしれない。その分家に籠もって仕事をしていろということだろう。

 今日も大捜索が続けられたが、例の鍵はまだ見つからない。仕方がないので気分直しに「メメント」を観る。はははぁ〜ん!最近ニューウェーブの間では時間系列の破綻した映画が流行のようだが、こいつはそれを逆手に取った映画だ。最初にこのアイデアを考えついた人は恐らく「やった!」とほくそ笑んだ事だろう。まさにアイデアの勝利!しかしこの結末は…。