2月1日

 1つのアイデアを具体的な形にするには、実はその後に何百何千というアイデアが必要になって来る。例えばゲームという形にするなら、企画、仕様、シナリオ、デザイン、コンテ、モデリング、マップ、プログラム、音楽、サウンドその他の各分野で、それぞれ沢山のアイデアを出し合ってようやく一つの形になるわけだから、そこに投入されるアイデアの数と来たら、もはや天文学的数字になるだろう。

 このように多くの人々の英知と技術と努力を結集して、ようやく一つの作品が出来ることを考えると、出来上がった作品の評価については、最初のアイデアを考えた者として非常に大きな責任を感じてしまう。製作に携わった全てのスタッフの努力が報われて欲しいし、やっぱり出来るだけ多くのユーザーに喜んでもらいたいと思う。

 それ故、出来上がりには人一倍細心の注意を払ってしまうし、かなり厳しい注文も付けてしまう。全ては毎日骨身を削って努力を続けているスタッフと、完成を心待ちにしているファンの皆さんの為なのです、ハイ。