DECEMBER
 2014
Diary

 12月30日「2014年、DVD鑑賞記」

 年の瀬も迫った今、2014年をふり返ってみると、今年はほとんど映画館に足を運ばなかった自分に愕然としてしまいます。DVDやブルー・レイのおかげ で映画が身近になったこともありますが、なにより光TVで面白い海外ドラマを沢山観ることができるようになったことが大きいと思います。なにしろわざわざ 遠くの映画館まで出かけて下手な映画を観るよりも、TVで1時間の海外ドラマを観た方がよっぽど面白いということが多々あるのですから困ったものです。
 というわけで、毎年恒例の映画ベストテンのかわりに、今年記憶に残ったDVD鑑賞作品です。劇場で観た作品は除外しています。

「鑑定士と顔のない依頼人」:個人的に身につまされる思いがあるので、主人公の境遇に同情してしまいます。最後のシーンも哀しいです。
「ディアトロフ・インシデント」:いかにもB級ホラーですが、後半のSF的な展開は結構好みです。中盤の遠景に伏線が登場するので要注意。
「ムード・インディゴ」:キッチュな感覚が素敵ですが、お話が空中分解気味なのが、いかにも惜しいです。でも、このフレンチなムードは好きですね。
「ロスト・ボディ」:上手いストーリー・テリングに乗せられて、最後のオチに唖然とさせられます。
「ハリケーンアワー」:ハリケーン襲来で停電した病院に取り残された父親が、生命維持装置に入った赤子の命を守るために奮闘するドラマ。主演ポール・ウォーカーの最高傑作か?
「フルスロットル」:こちらもポール・ウォーカー主演の最後の作品。リュック・ベッソン製作「アルティメット」のハリウッド・リメイク作品。「ヤマカシ」でおなじみの無重力アクションが見ものです。
「エンダーのゲーム」:膨大なSF小説を、上手くまとめたと思います。
「永遠の僕たち」:幽霊が友だちだって良いじゃないか。
「グランドピアノ 狙われた黒鍵」:ありえない話ですが、ヒッチコックを彷彿とさせるサスペンスとユーモアがあります。でも、やっぱり、ありえない。
「メアリーと秘密の王国」:妖精を扱ったアニメでは、ディズニーよりも出来が良いです。
「マレフィセント」:主演のアンジーとエル・ファニングがいなければ成立しなかった映画。小さいころのエルを使えていれば完璧だったのに。
「パリ猫ディノの夜」:バンド・デシネをそのままアニメにした作品。
「観相師」:なるほどそう来たか!シナリオがしっかりした韓国映画です。
「イン・トゥ・ザ・ストーム」
:バカ話もここまで徹底すれば大したものです。
「MAMA」:怖くて、悲しくて、泣けるホラー映画。
「グランド・ブタペスト・ホテル」:豪華なキャストのおとぎ話、好きですね。
「オール・ユー・ニード・イズ・キル」:原作のアイデアだけ借りて、とんでもないSFに作り上げたものです。最後のため息がグー!
「キャビン」:「結末は絶対に予想できない」という謳い文句に乗せられて観てみましたが、やっぱり予想できませんでした…というか、こんな結末、誰が予想できるんだ!?という、前代未聞の作品です。内容に関しては、あえて述べません。
「サプライズ」:タイトルからして、これもまた観客に挑戦的な作品です。パッケージの動物のお面が示すものは…?
 
来年はもっと劇場に足を運ぶようにしたいと思いますが、できるかな?