APRIL
 2013
Diary

4月28日「海外ドラマ」
 海外ドラマを観ていますが、4月にはいって、ユニバーサル・チャンネルが無くなったり、北欧のドラマが始まったりで、大忙しです。そんなわけで、最近お気に入りの海外ドラマをちょっとご紹介します。

1)「パーセプション」
 精神科医の大学教授が教え子のFBI捜査官の依頼で殺人事件の謎を解く、推理ドラマだが、とてもユニークなのは彼自身が統合失調症であるということです。彼の無意識が作り上げた幻覚にヒントをもらって、推理するところが面白いです。そういえば、「弁護士イーライのふしぎな日常」も同様なパターンだったけれど、両者に共通することは主人公が病人ということです。微妙な問題を扱うので、日本ではこういうドラマは作りにくいだろうなあ。
 ところで、ミディアムでは夢や死者の霊が事件解決のヒントを与えてくれるけれど、ひょっとしたら霊能力者もある意味統合失調症なのではないかと、ふと思いました。
2)「ブリッジ」
 デンマークのコペンハーゲンとスウェーデンのマルメーの間に架かる橋の真ん中に置かれた一つの遺体。それは始め1体だと思われたが、実は上半身と下半身は別々の遺体のものだった。スウェーデンとオランダ両国の警察が合同捜査を始める中、犯人を名乗る男からマスコミにメッセージが送られて来て、これはまだ始まりに過ぎないと告げる。北欧の寒々とした風景同様、冷酷な犯罪に背筋が凍る思いがします。
 主人公の男女二人の刑事の私生活も描いていますが、これが一見ごく普通のようで実はとってもユニークなんですね。アメリカのドラマに馴染んできていたので、北欧のドラマはとにかくユニークに映ります。
3)「スウェーデン国家警察特捜班」
 経済界の要人が次々と殺される事件が起こり、それを解決するために国家警察の様々な部署から選りすぐりの刑事たちが集められて特捜班が結成されました。それぞれの刑事たちが得意の技能を生かして捜査を始めるのですが、事件の真相にはなかなか到達できません。それどころか、刑事たちに様々な災いが降りかかってきます。
 それら、一見バラバラのように見えた事件の数々が、最後には一本の線に繋がっていくのですが、それを北欧の寒々とした風景の中で、淡々と描いていきます。ショッキングなシーンも、まるで日常の一コマのようにさらりと見せているところが、かえって生々しく感じます。
 どんなに素晴らしい国にも光と闇があるものです。スウェーデンといえば、高福祉社会のはずなのに、こんなにも恐ろしい国だったのか!と驚かされます。
4)「ウォーキング・デッド シーズン3」
 安倍総理も観ているゾンビ・ドラマだが、第3シーズンに入って俄然面白さが増してきました。特にお気に入りは日本刀を持ったあの女かな。
 
5)「スーパーナチュラル シーズン7」
 悪霊退治なんて可愛いことをしていたのも遠い昔。今やミカエルやルシファーといった天使や悪魔ともタイマンを張り、地獄とこの世を往き来して、アルマゲドンさえ乗り切った兄弟ですが、今度はとうとう神と対決することに!…と思いきや、やっぱりそれはないでしょうね。
 ともかく今度の相手は、神さえもその処置に困ったという、太古の怪物たちですぜ。リバイアサンと対決するなんて、あんたたちは本当に人間なんですか?