DECEMBER
 2011
Diary

12月31日2011年海外ドラマ・ベスト10

 今年は映画館が休館になったりしたこともあって、家でDVDや海外ドラマを観る時間が増えました。終わってみれば、なんじゃこりゃ?の「LOST」や盛り下がって消えた「HEROES」といい、第2シーズンまでもたなかった「EVENT」や「フラッシュ・フォワード」といい、困ったドラマもありますが、それでもつまらない映画を観るよりは、よっぽどマシだったりします。そこで、毎年恒例の映画ベスト10の代わりに、海外ドラマのベスト10を発表することにします。

1)「Sherlock
NHKBSで一回だけ3話しか放送されなかった作品です。原作ネタを見事に散りばめた非常に緻密で洒落たシナリオは、シャーロキアン達も納得の出来。まさに現代版シャーロック・ホームズの名に恥じない見事な出来栄えですが、この密度でどこまで続けられるのか心配になってしまいます!

2)「刑事ジョン・ルーサー
アンニュイなテーマ曲、特異なキャラクター達、緻密なシナリオ、異様な殺人者。どれをとっても素晴らしい!女性版レクター教授のアリスとの異色コンビに、今後も目が離せません。主演のイドリス・エルバがこの作品でゴールデン・グローブ賞とエミー賞にダブル・ノミネートされたのも納得です。(「マイティー・ソー」の番人をやっていた人です。ちなみに「ゴースト・ライダー」の続編や「エイリアン」の前日譚「プロメテウス」にもでます!)BBCのミステリーは、やはり面白いです。

3)「GOOD WIFE
トニー&リドリー・スコット兄弟が仕掛けた、法廷ドラマ。ありとあらゆる苦難が降りかかる中、良き妻として振る舞う主人公に、思わず拍手。マイケル・J・フォックスが自らの病気を生かして好演しているのが印象的です。

4)「HAWAII FIVE-0
毎回爆発やら銃撃戦やらで、物騒きわまりないハワイの治安はどうなっているんだ?ハワイなのに日系人がマシ・オカとケイリー=ヒロユキ・タガワしか出てこないのは、これも時代の流れか?「LOST」のダニエル・デイ・キムと、「バトルスター・ギャラクティカ」のグレイス・パーク、それに「HEROES」のマシ・オカと、ある意味豪華メンバーなのもニクイ。

5)「判事ディード」
BBCの法廷ドラマですが、判事が主人公というのがミソ。イギリスでは三権分立が厳格に守られているようで、政府も議会も判事に手を出せないのをいいことに、軍事費の不正や廃棄物汚染や携帯電話の電磁波といった社会問題にズバッと斬り込むところが凄い。こんなドラマ、日本でもアメリカでも絶対に作れないでしょうね。

6)「スーパー・ナチュラル」
当初は超常事件ハンターのドラマだったはずなのに、天使や悪魔も、果ては神や邪神たちまでも登場して、もう、何がなんだか…。毎回色々な趣向を凝らした演出が面白いです。大天使同士の代理戦争の件で終わりかと思ったのに、まだ続くんですね。

7)「ウォーキング・デッド」
プロデューサーが女性のせいか、毎回ねちっこく神経を逆撫でる展開にイライラさせられますが、そこがこのシリーズの味なのでしょう。ともあれ、大変な意欲作ではあります。

8)「ディフェンダーズ:闘う弁護士」
タイトル通り、陽気な法廷ドラマです。ダン・エイクロイドやフランク・シナトラJr.が平気で登場するところが、さすがラスベガス!

9)「フリンジ」
疑似科学を扱ったドラマですが、マッド・サイエンティストがFBIと手を組むアイデアが出色です。でも、平行宇宙が絡んできて、先行きが少々不安になってきました。

10)「メンタリスト」
偽霊能力者が他人の意識をコントロールして、犯人を導くという、今までにない手法の推理ドラマです。宿敵レッド・ジョンはきっとあの女だと思うのだけど…。
番外)「新スタートレック」
改めて全話観たのですが、ホーキング博士本人が登場したのには、さすがに驚きました。

 ところで、年の暮れにプレゼントを頂きました。なんと、ゴジラ焼酎です。今年は色々と悲しいことが続きましたが、最後の最後に嬉しい贈り物です。終わり良ければ総て良し。来年も良いことがありますように♪