JULY 2011
Diary

7月4日
「今の最後の言葉はオフレコです。いいですか?皆さん。絶対書いたらその社は終わりだから」
7月3日、復興担当大臣の松本龍氏が宮城県庁を訪れた際、遅れてやってきた村井知事を恫喝したのですが、そのやりとりの中で大臣が言った言葉がこれです。で、問題の最後の言葉は「今後から入ってきたけど、お客さんが来るときは、自分が入ってきてからお客さんを呼べ。いいか?長幼の序がわかっている自衛官ならやるぞ。わかった?」
 言っていることは正論ですが、言い方がいかにも上から目線で、「助けてやるんだから」という態度がどうもひっかかります。それでも、これで終われば被災地の知事を叱咤激励で済んだのですが、それに付け加えて言った言葉を、オフレコで書いたら終わりと言われたのに、東北放送がしっかりと映像を流して(書いたんじゃないから終わらないで済むかも?)しまったので、大いに物議を醸すことになりました。
 人間、いざというときに本音が出てしまうものです。いかにも悪代官面にもかかわらず、根は優しいんだと思われていた松本氏の本音が露呈してしまい、やっぱり見た目通りな人なんだと、すんなりと納得してしまう出来事でした。