JULY 2008
Diary

7月1日「映画の日」

 今日は映画の日なのでワーナー・マイカル港北ニュータウンへ映画を観に行きました。ちょ〜っと気になっている2本を観てみました。

 「アフター・スクール」
 
 「運命じゃない人」を脚本監督した内田けんじの新作と聞いて、一筋縄には行かないと思っていたのですが、またしても上手いこと欺されてしまいました。でも、よく考えてみると、少々脚本に綻びが見え隠れします。脚本を複雑にした分、「運命じゃない人」のような分かりやすさが無くなったことも、物語に引き込まれない要因になっている様に思います。上手いとは思いますが、どうもねえ。それに、台詞の一言が伏線になっているなんて、昨今のTV文化に慣れ親しんだ若者達に分かるはず無いじゃないですか。私はこういうの嫌いじゃないけれど、一般ウケはしないだろうなあ。
 ☆☆☆☆★★★
 
 「ミラクル7号」
 
 もうチャウ・シンチーってば、お茶目なんだから〜。主人公の男の子役のシュー・チャオは女の子だし、いじめっ子の男の子役も女の子だし、その用心棒役の巨漢は女だし、更に巨大な女の子役はプロレスラーだし、もうキャストからして破天荒。何でも有りの世界なんですね。宇宙からやって来た「ナナちゃん」に至っては、見るからにぬいぐるみそのもの。そこで繰り広げられるベタなギャグの数々に笑えるかが評価の分かれ目となりそうですが、まあ、お子様映画ということで、広い心で観てやってください。
 ともあれ、主役のシュー・チャオの表情豊かさには感心しました。それに、お父さん達にはキティ・チャン(冗談みたいな名前ですが…)が目の保養になるでしょうね。
 ☆☆☆★★★