DECEMBER 2007
Diary

 12月31日「2007年の映画ベスト10」  
 
 今年も様々な映画が公開されました。毎月定期的に映画館へ足を運ぼうと心がけていたのですが、どうも年の後半は忙しくて、それもままなりませんでした。ですから、輸入盤やレンタルのDVDで観ることが多くなりました。映画はやっぱり劇場で観て、他の観客と同一空間で経験を共有するのが本道と考えますので、DVD鑑賞では今ひとつ物足りなく感じてしまいます。ですから、来年はもっと映画館に行けるように、仕事のペースを守れる自分になりたいと思っています。
 
 そんなわけで、極力今年公開された映画の中から特に印象に残った作品をあげてみましょう。(なんか色々書き忘れている気が…)
 
 1)「トランスフォーマー」:シナリオの不出来やストーリーの不可解さはさておき、やっぱりこれはエポック・メイキングな作品に違いありません。続編が楽しみですよ!
 
 2)「300」:これはコミックの映画化ではなく、映画のコミック化です。これで、映画の幅が確実に広がりました。まあ、米国のプロパガンダが鼻につきますが…。…にしても、フランク・ミラーは何処にいるんだ?
 
 3)「レミーのおいしいレストラン」:シナリオやデフォルメの素晴らしさ、動画の巧みさにはいつもながら感心しますが、世界最高峰の技術に奢らず毎回新しいことに挑戦するPIXARは本当に偉いね。今回は料理の味や匂いをアニメで表現し、汚いネズミが作った料理を美味しく見せる業にチャレンジしています。
 
 4)「ベオウルフ(3D)」:これがヒロイック・ファンタジーの王道です。久々の骨太ファンタジーが3D映像で体験できるなんて、これは事件です。雨あられと降る弓矢やドラゴンの炎をかいくぐり、無事に映画館を出られた観客こそが、真の勇者に違いありません。
 
 5)「リトル・ミス・サンシャイン」:人生負け組家族の珍道中。シナリオが見事だし、それを演じた役者、こんな映画を作った人、それを支持した観客が偉い。世の中捨てたもんじゃないね。
 
 6)「アポカリプト」:面白い!観ていて、久しぶりにゾクゾクしました。こんな映画を撮れるのはメル・ギブソンしかいない!偉い監督になったものです。
 
 7)「モンスターハウス(3D)」:最新の3D技術に驚嘆しました。モンスター映画だってところがまた良い。なにより、シネコンオープン記念で入場料がタダだったことが良い!
 
 8)「サンシャイン2057」:けったいな邦題とは裏腹に、内容は実にハードなSFで、こんな映画受けるわけ無いだろうと、心配になってしまいます。
 
 9)「スリザー」:B級街道まっしぐら!観客が観たい物、聞きたい物をよく知っていて、それらにちゃんと応える演出が心憎い。惜しむらくはお色気をもう一声。
 
 10)「机のなかみ」:今年一番インパクトを受けた作品です。低予算の邦画もなかなかやるぞ!
 
 …とここまで書いて、輸入盤DVDで観た「パンズ・ラビリンス」を書き忘れたことに気が付きました。上映館が限られていたので、行きそびれたのです。幸い来年1月にワーナー・マイカルシネマズ港北センターで上映されるので、ようやく劇場で観られます。

 それと、「ミラーマスク」等おすすめDVDがいくつかあったのですが、それらも書き忘れました。ですので、それについては後日…。

 ともかく、来年はもっと映画館に行くぞ!