AUGUST 2007
Diary

 8月31日「火を噴く機械魔人!」
 今日は誕生日です。通常なら夏休み最後の日ではありますが、金曜という微妙な曜日なので、明後日の日曜まで延びている学校もあるようです。いずれにせよ、今日でまた一つ歳をとったというか、生き延びたことになります。何だか最近年下の人が次々と亡くなっていたりするので素直に喜べませんが、取り敢えず「おめでとう!」と自分を励ましました。すると、玄関に何か荷物が届いた模様です。
 
 何かと思ったら、誕生日のプレゼントでした。プレゼントなんて、親や家族からもらったこともないのに、ファンの人は毎年ちゃんと贈ってくれるのですから、大変ありがたいものです。老体に鞭打って、もう一頑張りふた頑張りしなければというファイトが湧いてきます。
 
 荷物を開けてみると、懐かしいレトロなデザインのロボットでした。それも、単一乾電池を両足にはめ込むという、昔懐かしい構造です。ブリキの留め金を外して乾電池を押し込むと、早速スィッチを入れてみました。すると、ガガガガガッと大きな音を立てて、ロボットの身体が震えだしました。しかも目を真っ赤に光らせて、口から煙まで吐き出したではありませんか!機械の部品が何処か引っかかっているのか?まさか電気系統がショートしたのか?こいつは大変だあ!と思ったら、いきなり歩き出して、首を振るわ、眼は光らすわ、煙を噴くわ、ガーガー叫ぶわで大騒ぎ。いや、なかなか芸達者なロボットです。
 
 後で聞いたところによると、油を塗ったニクロム線を熱して煙が出る仕掛けだそうで、まさにブリキのおもちゃでしか出来ない芸当です。そういえばブリキ製ロビーは火花を吹いていたし、だいたいブリキの留め金部分でよく指を切った覚えもあるし、昔の玩具には結構危険な物が多かったですね。
 
 さて、今日は早めに仕事を切り上げて、夕方から外出しました。「ベルグの4月」でスイカのショートケーキを買おうと思ったら、既に売り切れでした。仕方ないので、今日は桃のショートケーキで我慢しましょう。因みにスイカのショートケーキは夏だけの期間限定で、今日でお終いでした。来年は忘れずに予約することにしましょう。
 
 その後三軒茶屋から世田谷線に乗って矢崎邸に向かいました。矢崎さんとは互いに誕生日が一緒ということもあり、毎年二人まとめて誕生日を祝っていますが、最近ではなんだか互いに一年間生き延びたことを祝っているみたいになってきました。来年こそは、もっと違う形で祝うことが出来れば良いのですけどね…。