DECEMBER 2006
Diary

12月1日「トゥモロー・ワールド」
 気が付けばもう12月!焦りますねぇ。でも、今日は今年最後の映画の日なので、映画を観に行きましょう。なにしろ本日のラインナップはなかなか凄いですからね。これは見逃せませんですよ。というわけで、行ってまいりました、109シネマズ・グランベリー・モールへ。本日はすべてエクゼクティブ・シートで最良の鑑賞環境を確保して挑みました。

 まず始めの映画は「トゥモロー・ワールド」です。イギリスのミステリー作家P.D.ジェイムズの「人類の子供たち」を元にアルフォンソ・キュアロン監督が120億円を費やして映画化した超大作です。とはいえ、話だって「子供ができなくなった近未来。人類の未来に希望はあるのか?」というような、暗いテーマのSFだし…、主人公はニコラス・ケイジの出来損ないみたいなクライヴ・オーウェンだし、「フォーガットン」のジュリアン・ムーアも出ているし、正直予告編を観た限りでは、全然期待していませんでした。だから、この映画を観るために朝早く起きるなんて、ホント苦痛でしたし、映画館へ行く足取りも重かったのです。

 でも見始めたら、巻頭から度肝を抜かれてしまいました。そして次第に、こいつはとんでもない映画なんじゃないかと気づき始め、その凄まじさに背中がゾクゾクしてきました。そう、ヒッチコックの「ロープ」を見始めた時と同じ感触です。いやそれ以上、ホントに凄いんです。いったいどうやって撮ったんだろう?普通の観客は気が付かないでしょうが、カメラの後にはたくさんのスタッフがいるんですよ。録音どうするんだ?とか、照明どうしたんだ?とか、もう沢山の謎が渦巻いて、わたしの頭の中はパニック寸前です。CG合成も恐ろしく多用されているようですが、それだけでこの映像は作れません。もの凄いセットと、スタッフ、キャストの計算され尽くした連係プレー無しには、こんな映像撮れません。う〜ん、凄い!これは映画史に残る作品かも知れません。これからも長く、映画研究の素材として取り挙げられることになりそうです。そんな作品を映画館の大画面で観られて、今日はいきなりヒットです。あっ、でも、かなりハードな作りなので、興行的には厳しそうです。特に女性にはキツイだろうなあ。でも、わたしは結構胸にジーンと来ましたよ。とにかく、こんな映画作った連中はエライ!わたしだけでも誉めてやろう!

 脱力の邦題からして、まず当たらないでしょうから、来年まで持つかどうか大変疑わしいです。でも、できればひとりでも多くの人に観て欲しい傑作です。とはいえ、多分に人を選ぶので、だれにでも勧められるというわけではありません興味のある人は、騙されたと思って、是非大画面で観てください。とにかく凄いですよ。
☆☆☆☆☆★★???
 
…というわけで、他の作品は明日以降に報告します。