SEPTEMBER 2005
Diary

9月21日「嵐を呼ぶ男」
 先の選挙で当選した代議士達の、今日が初登庁とあって、マスコミが大挙して国会議事堂に押しかけました。注目は「小泉チルドレン」と呼ばれる新人議員達です。中でも傑作なのが杉村太蔵議員。選挙活動も全くしないのに、比例代表で何だか判らないうちに当選しちゃった幸運な人です。誰も予想だにしなかったアンビリーバボーな事件ですが、実際に起きちゃうんだから世の中は判りません。まさに事実は小説、いや劇画より奇なり。
 
 なんでも自由民主党の公募に応募した時、面接で小泉首相に「良い目をしている」と言われて受かっちゃったそうですから、もうここからして劇画みたいです。「国会議員金太郎」と言うべきか、「政界の若大将」と呼ぶべきか、破天荒なニューキャラクター誕生にマスコミも色めき立っています。願わくば、マスコミの玩具にされた挙げ句に捨てられないよう、充分言動には気をつけて欲しいものです。(…にしても、失言が多いなあ。同じ失言の先輩、武部幹事長に注意されるくらいだし、前途多難だねぇ。)
 
 でも、ここまで極端に幸運な人はえてして天運に恵まれ続けますから、意外とそう簡単には消えないような気がします。むしろ天を味方にしてどんどん飛躍してしまうかも知れません。気が付いたら総理大臣なんてことも、まんざら夢ではないかも?

 ところで、最近NHK衛星で石原裕次郎の特集をやっていたのですが、観ていてちょっと驚きました。あっけらかんと話していたかと思えば、急に青年の主張をぶち挙げ、間違っていたらサッサと謝る。喋り方も仕草も、何だか裕次郎にソックリです。もしかしたら、彼は政界に嵐を呼ぶ男かも知れませんね。
 
 あっ、でも「お父さん」「お母さん」と言うのはちょっと…。社会人なんだから「父」「母」と言いなさいよ!なんだか私も武部幹事長みたいだなぁ。