JUN 2005
Diary

6月4日 「行雲流水」
 
 昨日原宿で美味しい和食をご馳走になったばかりなのに、今日は伊勢佐木町で中華をご馳走になってしまいました。
 
 例によって「龍鳳」でヒサクニヒコさんと待ち合わせていたのですが、行ってみたらヒサさん一家が勢揃いです。中華料理は大勢でワイワイやりながら摘むのが美味しい食べ方ですから、これまた楽しい食事会となりました。
 

 食後、そのまま家に帰ろうかと思っていたら、ヒサさんの奥さんから柳原良平さんの個展に行かないかと誘われました。そう言えば昨日も高峰クンから青木美和さんの個展に誘われましたが、何だか良いタイミングです。
 
 早速関内の「せんたあ画廊」で開かれている柳原良平個展「行雲流水」に行きました。柳原さんと言えばアンクル・トリスのキャラクターが有名ですが、やはり本領はなんと言っても船の絵でしょう。今回も沢山の船の絵が展示されていましたが、中でも生乾きの油絵の具を引っ掻いて描いた船の絵には驚かされます。絵の具が生乾き…ということは、下書き無しで船の細部まで描いているということ?
 
 「下書きはあるでしょう?」「いや、無いみたいですよ」と、大きな油絵の前で、ヒサさんの奥さんと描き方についてあれこれ話していたら、後から柳原さん自身が現れました。「下書きはありませんよ」そう言うと、傍らにあったチラシにサラサラと日本丸(一番難しい帆船です!)の絵を描いてくれました。びっくりしたなあ、もう!自分を目安に物事を判断してはいけませんね。私も精進しなければ!