JUN 2005
Diary

6月3日 「波波羅克洛伊斯物語」

 青山一丁目に出かけて、ディレクターの津田クンに会いました。今度PSP版「ポポロクロイス物語〜ピエトロ王子の冒険」が台湾でも発売されることになったので、サンプル版を分けてもらいました。台湾のゲーム雑誌「MY PSP」にも2ページに渡って紹介されていましたが、そのタイトルは「波波羅克洛伊斯物語」となっています。「ポポロ」が何故「波波羅」となるかは分かりませんが、何となく感じが出ています。

 登場人物達の中国語表記も、ピエトロ王子は「皮耶特羅王子」、ナルシアは「娜露西雅」、ギルダは「基露妲」、ナグロは「奈古羅」となっていて、、白騎士はさすがにそのままです。漢字表記を見ると何だか奇妙な感じを受けますが、その意味を考えると、なかなか上手い付け方をしているような気がします。
 
 その後新宿に向かい、「新宿の眼」で「ネコマンマ」の高峰クンと合流し、二人で新宿「ギャラリートーニチ」で開かれている青木美和さんの「透明水彩画展」へ行きました。青木さんは雑誌「はいから」の表紙やNHK番組のタイトル画などを描いている水彩画家で、女性らしい透明で繊細なタッチが広く人気を集めている作家です。静物画を得意としている所や、マスケットを使った白抜きの面白さをうまく使っている所など、絵の具や画風は違えど永田萌さんに似た雰囲気があります。http://www.amy.hi-ho.ne.jp/miwa-aoki/
 
 それから高峰クンと別れて、今度は原宿に向かいました。「桃太郎電鉄」のさくまあきらクンに誘われて「樋口」へ行きました。さくまあきらクンの日記によく登場する和食の名店です。
 
 店に入ってまず驚かされるのが、板前さん他店の人達の応対の良さです。店の雰囲気や店員の態度も味の内ですから、これはさすがだと納得させられます。カウンターで板前さんの仕事を見ていると実に仕事が丁寧で、なおかつ短時間でこなしてしまう手際の良さには舌を巻きます。それに、なにより料理を作る板前さんの顔がいかにも美味しそうじゃありませんか。料理人の人柄の良さが料理の味に滲み出ているようです。これはとても大事なことですね。
 
 例によって料理の写真を撮りましたが、又してもピンボケになってしまいました。ですので、残念ながら今回は美味しい料理をここに載せることが出来ません。でも、本当に美味しかったですよ。名前は分からないけれど、工夫を凝らした様々な逸品をここに紹介出来ないのが、返す返すも残念です。しかも、意外なことに蕎麦も美味いしいんだな、これが。デザートの葛切りも美味いし、杏仁豆腐なんか濃厚な味で絶品ですよ…。
 
 料理を食べながらさくまクンと新しいハードの話や映画の話などしました。仕事のことでちょっと思う処があったので、さくまクンを焚き付けてみましたが、逆に焚き付けられてしまいました。お互い新しい刺激を与え合えたり出来るので、たまにこうして会うのも実に楽しいですね。