MAY 2005
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Diary

5月1日 
 「コンスタンティン」
 
 今日は「映画の日」ですから、当然のごとく映画を観に行きました。本日の作品は「コンスタンティン」です。DCコミックの「ヘルブレイザー」の映画化ですが、かなり好きなジャンルですし、主演がキアヌ・リーブスでイメージもピッタリですから期待して観ましょう。
 
 いやぁ、観てみてビックリ。これはある意味とんでもない作品です。ここまでふてぶてしくて投げ槍なキャラクターは今まで見たことがありません。なんてったって大天使や魔王を相手にため口を叩き、場合によっては死を賭して騙し、もしかしたら神さえも欺いてしまうんですから。これは凄いことですよ。
 
 大体相手があまりに強大すぎますから、生身の人間がこれらと対等に渡り合うなんてこと自体が土台無理というものです。主人公がいくら神器や魔具で身を固めてみたところで勝負になりません。ところが、この傍目に観ても絶対不利という状況で、主人公は悪魔も思いつかない無謀極まる手段を使い、ものの見事に出し抜いてしまうのです。いや、実に痛快じゃないですか!
 
 ただ、この作品はキリスト教的世界観に裏打ちされていますので、予備知識としてその背景を知らないと、分かりにくい点もあるかも知れません。その意味でパンフレットは必読の価値があります。登場人物の名前や言葉の端々に埋め込まれた意味を解読すれば、この映画を更に愉しむことが出来るはずです。
 
 あと、スタッフロールの後にもう一つ痛快なことが待っていますので、途中で席を立たないようにしましょう。続編が非常に楽しみです。