1月8日 「未知との遭遇」
 
 現在NASAで打ち上げた土星探査衛星カッシーニが土星の輪に近づきつつあります。すでに輪の中に新しい衛星を二つ発見していますが、これからも更に多くの衛星を発見するかも知れません。(http://saturn.jpl.nasa.gov/operations/index.cfm
 
 そして特に興味深いのは、土星の大きな衛星タイタンとエウロパに向けて小型探査機を発射するということです。タイタンはメタンと窒素の厚い大気に包まれていますが、それは原始の地球と似たような環境と言われています。今後タイタンの地表の状況が明らかになれば、生命の起源の謎を解く手がかりを掴むことが出来るかも知れません。(http://www.nasa.gov/mission_pages/cassini/whycassini/30dec_titan.html
 
 更にエウロパの探査では、もしかすると画期的な発見があるかも知れません。エウロパの表面は厚い氷に覆われていますが、その下には海があると言われています。潮汐によって生じた氷の亀裂に探査機を落とせば、海の中で独自の進化を遂げた知的生命体と遭遇するなんて映画(http://bvim-qt.vitalstream.com/AliensOfTheDeep/AliensDeep_Trailer1_7921_3000.mov)のようなことも現実になるかも知れません。