12月18日 「AVP」
 
 ワーナー・マイカルシネマズ新百合ヶ丘で「エイリアン対プレデター」を観ました。果たしてこの二つのキャラクターをどう絡ませるかということが興味の的でしたが、その意味ではかなり成功していると思います。
 
 あの人があんなこんなで今までのシリーズにちゃんと繋がっているとか、お約束のキャラは登場するし、欲しいバトルはしっかり出てくるし、マニアも納得の出来になっています。これなら「エイリアン5」としても「プレデター3」としても、十分通用しそうです。とにかく、たたみ掛けるアクションと胸躍るニクイ展開に、観ている分には充分楽しめる作品に仕上がっていると思います。
 
 しかし映画として見れば、さすが「バイオハザード」の監督らしく大雑把な作りなので、どうもおかしなところが随所に見られます。(以下ネタバレにつき自主規制)
大体遺跡発掘隊なのに、なんでマシンガンで武装しなければならないのかがよく分かりません。ホントなら、先発隊が音信不通になって救助に向かうとか、そんな布石があっても良いと思うんですけど…。
 
 それに、極寒の南極でコート無しで走り回ったら即凍死するじゃないかとか、そもそもプレデターは暖かい所限定でやって来るから寒いのが苦手なんじゃないかとか、100年周期ならこれまでどうしていたんだとか、なんでエイリアンが急に成長するんだとか、思わず首をかしげてしまうのですけれど、
まあ細かいことは気にしないようにしましょう。