12月1日 「北極の王!」
 
 「ドドドドドッ!」と、もの凄い音で起こされました。いきなり家の前で工事が始まったのです。あまりの騒音に、これでは仕事も手に付きません。仕方ないので、今日は外で仕事することにしました。
 
 が、外に出てすぐに今日は1日であることに気がつきました。そうです。今日は「映画の日」です!これはきっと神のお告げに違いありません。きっと映画を観に行きなさいという事なのですね。そうに決まっています!というわけで、例によってワーナー・マイカル新百合ヶ丘へ行きました。
 
 この際、観るのを躊躇っていた映画をまとめて押さえておきましょう。まずは「ポーラー・エクスプレス」です。とってもリアルなCGアニメです。このタッチ、前に観たことがあるなと思ったら「ファイナルファンタジー」と一緒の技術ですね。陰が黒くなる、この独特のタッチにはどうも馴染めないのですが、観ている内に慣れてくるでしょう。きっとね。
 
 というわけで、かなり覚悟して観てみましたが、思ったほど違和感なく観ることが出来ました。というか、慣れました。でもやっぱり、実写で撮った方が良かったんじゃないの?というのが正直な感想です。とはいえ、夢とスリルのあるお話ですし、クリスマス映画としては最適じゃないかと思ったりもします。もともと3D映像で作られていますので、出来れば3D上映しているIMAXをお奨めします。流石ゼメキス監督なので、絵柄に余程拒絶反応が無ければ、しっかり面白く観られると思います。
 
 私は知りませんでしたが、サンタクロースって「北極の王」なんですね。映画には「北国の帝王」もしっかり登場しますが、この人って一体…?
 
 「80デイズ」は観るつもりではなかったのですが、席も空いているし、もうじき終わっちゃうそうなので、勢いで観てしまいました。全く期待していなかったので、結構楽しめました。
 
 大物俳優がちょい役で出演する「カメオ」という言葉は、旧作の「80日間世界一周」から始まったのですが、本作でもシュワちゃんをはじめ沢山のスターが顔を出しています。中でも久しぶりのサモハン・キンポーとの共演は泣かせます。「シャンハイ・ナイト」で共演したオーエン・ウィルソンも出てきますが、何故かそのシーンにはジャッキーがいません。もったいないなぁ。昔みたいにもっと大物が出ていたら、もっと面白かったのに。例えばチベットかエジプトあたりでショーン・コネリーが出てくるとか…ね。
 
 世界一周する話だし、世界中でロケしているそうですが、あまり旅情は感じません。多分CGを使いすぎているからじゃないでしょうか。CGではやっぱりその土地の空気が出ません。なんだかせせこましい世界一周でしたが(スモール・ワールドの曲も流れるし)、結構笑えるシーンもあって、それなりに楽しめました。画面の隅々に小ネタがあるようなので、DVDで観たらもっと楽しめるかも知れません。