11月5日 「神楽坂」
 
 朝出かけようと思ったら、パリの貴田さんから電話があって、いきなり相談を受けてしまいました。面白そうな話なので、いくつかアドバイスをして、なるべく協力することを約束しました。さて、どうなることでしょうか?
 
 それからまず四谷3丁目に出かけて、ポプラ社の八木クンと会いました。企画は遅々として進まず、こちらもどうなることやら。とにかく、ここで立ち止まることも出来ないので、どんどん先に進む事にしましょう。参考のために、売れ行き好調の「グッドラック」などを頂きました。
 
 次に行ったのは神楽坂です。飯田橋から坂を上がっていくと、途中に今をときめく細木数子の事務所があります。窓にデカデカと名前が掲げてあり、いかにも景気が良さそうです。しばらく行くと、なんと英知出版社がビルを構えていました。あれっ、いつからここに移ったのだろう?なんて思いながら、日本出版社へ向かいました。
 
 日本出版社の矢崎さんと会って、近くの喫茶店であれこれ話していると、フランスの漫画家の名前が挙がりました。えっ?そんな本を出していたのか。興味があるので、再び会社に戻って原稿を見せてもらうことになりました。
 
 すると会社に行く途中、道端に妙に不思議なおじさんが立っています。矢崎さんの知り合いのようですが、独特な風貌からして、きっと作家なんでしょう…と思ったら、なんと英知出版社の創設者だそうです。知る人ぞ知るなので、いかにもマニアックですが、思わず驚いてしまいました。そんなわけで、神楽坂を歩いているといろいろと文化の香りがして、なんだか楽しい街です。