11月1日 「コラテラル」
 
 今日は映画の日なので、ワーナー・マイカル新百合ヶ丘へ映画を観に行きました。「コラテラル」は男気のマイケル・マン監督ですから、きっと骨太の作品になっていることでしょう。
 
 予告でちらりと見たトム・クルーズの銃さばきが非常に見事でしたが、プロの殺し屋という役どころを実に上手く演じていました。相手の頭に1発、胸に2発、正確に撃ち込むというプロの美学もなかなか渋くて良いです。これは相手を確実にしとめるという点で理にかなっているし、名刺代わりにもなりますが、逆に弱点にもなるんですね。
 
 ドキュメンタリー・タッチを出すためでしょうか、少々見づらいカットもありますが、その分臨場感があって、かなりハラハラさせられます。場面を盛り上げる音楽は、パーカッションの使い方が素晴らしく、妙に日本的でもあります。もしかしたら、「ラストサムライ」の影響かも知れません。そう思って観ると、この殺し屋が「侍」に見えてきます。
 
 それにしても、劇中のセリフにある「日本刀を持っていたら、寿司職人」というのは、やっぱりソニー千葉のことでしょうね。