9月1日 「ヘルボーイ」
 
 先日海外に注文したDVDが、1週間足らずでもう届きました。それも、送料の一番安い便なのですから驚きです。一昔前なら1ヶ月はかかっていたところです。とにかく、そういうワケなので、無事に「ヘルボーイ」と「スターシップ・トゥルーパーズ2」を観ることが出来ました。
 
 「ヘルボーイ」は作者のマイク・ミニョーラ自らが製作にも加わった作品ですから、さすがに原作コミックそのままの映像が見事に再現されています。コミックの映画化という点で言えば、ほぼ満点に近い点をあげられるのではないかと思います。DVDがこれまた懲りに凝った作りになっていて、ミニョーラのコミックをそのまま動かした「DVDコミック」なんて物もオマケに入っています。(これが非常に面白い!)独特の絵柄と世界観なので万人受けはしませんが、日本で公開されたら、漫画界にも結構コアなファンが増えるだろうと思います。
 
 日本だけで上映され、一部で話題になっていた「スターシップ・トゥルーパーズ2」ですが、観てみたら成る程と納得しました。画面を見て、明らかに前作のファンのみを対象にした、セルDVD用かケーブルTV用の作品であることが分かります。製作費も相当切りつめられている事がありありと見えます。でも、対象を絞っているだけあって、いかにもファンが喜びそうな作りになっています。その点では成功していると言って良いでしょう。フィル・ティペットの監督作というのも興味深いですが、予算が無くともこういう作り方があるという例としても、非常に興味深く観れました。軍曹が将軍になっていたり、死んだ艦長が生き返っていたりというサービスもあって、ファン同士が熱く語り合える作品になっています。