7月3日 「男と蜘蛛男」(一応伏せ字にしておきました)
 
 ワーナーマイカル・シネマズ新百合ヶ丘で和田慎二さんと待ち合わせていたら、和田さんがもの凄い荷物を抱えてやって来ました。なんでも秋葉原で沢山買い物をしてきたそうです。どうせ又、予約していたDVDボックスとか、フィギュアとかでしょう。こんなに荷物を抱えながらも、これから映画を観ようという根性が見上げたものです。というわけで又しても観てしまいました、「アズカバンの囚人」。
 
 私は二度目ということもあって、結構余裕で観る事が出来ました。おかげで以前は気づかなかった細かい描写なんかにも目が行き届き、色々と新しい発見があって、かなり愉しむことが出来ました。成る程、冒頭の事件もちゃんと伏線になっているんですねぇ…。以前から気になっていた「囚人」という訳も、「友人」との引っかけと捉えると、これはこれで良く出来たタイトルだと思えます。
 
 「アズカバンの囚人」を観終わって、ホールでしばらく待っていると、今度は福田クンがやって来ました。和田さんの大きな荷物を福田クンの車に積み込み、さあ次は「スパイダーマン2」の先行レイトショーです。
 
 「スパイダーマン2」はまさに予想通り、ファンの期待を裏切らない出来になっていました。これならきっと、アメリカの観客は拍手喝采するに違い有りません。アメリカンコミック・ヒーローの王道通り、なにもそこまでと言いたくなるほど、主人公は度重なる悲劇に打ち拉がれて、運命にいたぶられ、自信とアイデンティティーを粉々に砕かれてしまいます。まるでWWE(旧WWF)みたいな展開に、誰もが主人公に同情を禁じ得ない次の瞬間、事態は急変し一発大逆転!実に爽快なラストに、早くも「3」に期待が高まります。
 
 しか〜し、いつもながらサム・ライミの女性の趣味には、どうしてもついて行けません。(…というか、女性の描写にあまり興味が無い様に思えます。)まあ、好みの問題ですから、致し方のないところですが。