5月21日 「ビッグ・フィッシュ」
 
 この頃すっかり映画館に足が遠のいているので、無理矢理に映画を観に出掛ける。取り敢えず今日は「ビッグ・フィッシュ」と「キルビルVol.2」を観よう。
 
 「ビッグ・フィッシュ」はティム・バートンの最高傑作と前評判の高い作品だ。ほら吹きお父さんの虚実入り混じった不思議な世界が面白い。アメリカでは結構馴染みのほら話が散りばめられているのだろうけれど、日本の観客にはピンと来ないかも知れない。このほら話を楽しめるかどうかで評価が分かれそうだから、日本ではなかなか受け入れられにくいような気がする。

 感動作なんだけれど、観る者によってかなり個人差が出てきそうな作品だ。個人的にはマニアックな愉しみに溢れたこの世界が好きなので、私は大変心地良く観れた。たった一度の人生なのだから、多少のホラで人生を面白く脚色したって良いじゃないか?そんな幸せな気持ちになれる映画だった。
 
 「キルビルVol.2」は途中不覚にも居眠りしてしまった。日本編のあのテンションは何処に消えたんだ?「Vol.1」で燃え尽きてしまったのか?燃えよカンフー!頼むぞキャラダイン!今回はサンダ対ガイラの対決が白眉でした。


 
 5月22日 「訪朝」
 
 史上最強運の小泉総理が訪朝して5人の家族を見事連れ帰って来ました。まずは目出度い事なんだけど、何故かマスコミはこぞって批判の嵐。過度の期待を煽っておきながら、予想が外れると相手を批判するというのは如何なものでしょうか?おまけに早とちりをして嘘の報道をするTV局まで出る始末です。
 
 それにしてもマスコミの論評を聞くにつけ、なんでこうもみんな好戦的なのかと驚くばかりです。今回の訪朝は、例えが良くありませんが、暴力団事務所に一人で乗り込んで組長と直談判し、人質を取り戻して来たようなものです。少なくとも平和的に交渉を進められ、テポドンが飛んで来ないだけ有り難いと思うのですが…。


 
 5月23日 「不思議の国」
 
 訪朝から一夜明けて永田町の評価を見ますと、社民党と共産党だけが今回の訪朝を評価しているようです。民主党が批判するのは分かりますが、自分の党からも厳しく批判されるというのは、何だか不思議な感じがします。それに、一国の総理が一般人から公の場で「ガキの使い」呼ばわりされて、それにひたすら耐えているという図も実に奇妙な光景です。そんな光景が平然とTVで流れる日本という国は、なんて平和で不思議な国なんでしょう。


 
 5月25日 「オスモシス・ジョーンズ」
 
 録画していた「バクテリイア・ウォーズ」を観る。原題は「オスモシス・ジョーンズ」。白血球捜査官オスモシスの体内での活躍を描いたアニメーション映画だ。面白いことに体外の世界は実写で、身体の持ち主フランクはビル・マーレイが演じている。
 
 ファースト・フードばかり食べているフランクは性格も相当フランクで、落とした卵も平気で食べてしまう。なんとも汚い。外の世界の汚さとうって変わって、体内世界はアニメだけになんとも綺麗。このギャップがなかなか面白い。それに結構お勉強にもなるし、アニメの出来としても良い線行っていると思う。
 
 でも興行的には余り芳しくなかったようだ。やっぱり、ファースト・フード業界を敵に回したのがまずかったかも?健康のためにはファースト・フードを食べないのが一番だからね。


 
 5月26日 「ノートの重さ」
 
 久しぶりに新横浜駅に出掛けて、切符を買う。ついでにビックカメラでPCG−TR5Bも買う。メモリーを1ギガに増設してもらう間に昼食をとって、他のPCを見て回る。重さを重視する者としては、やはりPCG−X505/Pの軽さにはビックリしてしまう。10.4型液晶で薄さ9.7㎜825gとは!紙で出来たハリボテみたいな軽さだ。まさに、これこそ真のノートパソコンと言えるだろう。TR5Bはそれより500g重い。ちょうどVGN−U50を足した重さだ。やっぱり重いかなぁ?
 
 その後一旦家に戻って荷物を降ろし、それから新百合ヶ丘へ出掛ける。新作映画の早売りチケットを買いに行ったのだけれど、驚くことに誰も並んでいなかった。一瞬日時を間違えたのかと思ったけれど、ちゃんとど真ん中の一番良い席を買うことが出来た。何のことはない。私が一番乗りだったのか!あまり嬉しくないなぁ。
 
 帰りに亀屋万年堂に寄ったら、「抹茶サブレ」という物を売っていた。面白いので買ってしまったけれど、パッケージがなかなか洒落ているでしょ?