5月6日 「マニュアル」
 
 イラクの刑務所におけるアメリカ軍の虐待行為は、一部の不埒者の仕業という説明がされているけれど、他の刑務所でも同様の虐待が行われている事実から推測すれば、これは明らかにCIAのマニュアルに則っとった自白強要のように思われる。
 
 被験者の自我を否定し、自尊心を崩壊させて意のままに操るという心理操作プログラムは、アメリカで開発され、自己啓発セミナーやオカルト教団などに応用されている常套手段だ。多分イラクの刑務所では、宗教に裏打ちされた堅固な囚人達(?)を自白させるために、更に過激な手法で人間の尊厳を踏みにじる行為が行われたのだろう。
 
 これはまさに暴挙だけれど、考えてみれば、先住民から無理矢理土地を奪い、つい最近まで奴隷を酷使し、非戦闘員などお構いなしに他民族を大量虐殺してきた国なのだから、別に驚くべき事でもないのだろう。アメリカの弁に従えば、イラク侵攻は正義の戦いだったそうだが、実は最初から正義など無かったのかも知れない。


 
 5月7日 「年金術士」
 
 福田官房長官の突然の辞任は各界に衝撃を与えたけれど、一番ダメージを受けたのは民主党の管代表だろう。立て続けに3度の失策だ。1)「未納3兄弟」と批判した本人が「未納」(ホントは未加入)だった。2)年金法案の大詰めの時期に外遊に出掛けてしまった。3)「未納」の言い訳をしている間に、福田官房長官に先を越され、「けじめ」をつけられてしまった。結果として、不測の事態に対する対応の悪さを印象付けてしまった格好だが、更に奥さんに弁明させるという恥の上塗りまでして、政治家としての資質まで疑われる始末だ。

 政治家の失言や失態を突いて一斉に攻撃を仕掛けるのはマスコミの常だけれど、肝心の年金制度そのものに対してもっと問題提起して欲しいものだ。なにしろ国民年金未納者は1000万人もいるんだし、これは個人の問題というより、明らかに制度の問題でしょ?それに保険料を強制的に徴収するつもりなら(強制的に徴収するのは、もはや税であって保険ではないですが)、支払う方も社会保険庁の責任において完全に支払ってもらわないと困るなぁ。
 


 5月8日 「横浜のゴミ」
 
 先日日記で鎌倉のゴミ分別について書いたばかりだけれど、な、ななんと来年4月から横浜全市でも10種15品目に分別することになることが判明!うひゃあ、そんなこといつ決まったんだ?何しろ我が家に溜まった荷物は殆ど分別不可能な物ばかり(普通の家庭と違うので、特に紙の分別はもの凄〜く大変なんです!)。取り敢えず、今の内から捨てられる物はどんどん捨てて行こう。それでダメなら引っ越しも考えるぞ!