4月12日 「LUNA」
 
 最近どうもインターネット・エクスプローラが不便に感じるので、試しにブラウザを「LUNASCAPE」に換えてみる。IEコンポーネントを利用した多機能タブブラウザだが、案の定使いやすくて、とっても便利だ。IEを強化したり「Sleipnir 」にするのも良いけれど、しばらくはこれを使ってみようと思う。なにしろ名前が良いじゃないか♪
 


 4月13日 「オタクの殿堂」
 
 DVD−Rが切れてきたので、久しぶりに秋葉原へ出掛ける。行きつけの店に行くと、もはや輸入DND−Rが1枚100円を切っていた。品質が心配だが、保管状態さえ気を付ければ結構持つだろう。まあ、接着部分が少々気になるけれど…、4倍速対応だし、プリンタブルだし、とにかく安いし、取り敢えず50枚ほど買ってみる。
 
 「アソビットシティ」は分散移転してしまったのは寂しい限りだが、相変わらず秋葉原のオタク系店舗は元気が良い。ラジオ会館だって、生き残っているのはオタクの店だけという有様だ。一昔前までは秋葉原といえば電器街のイメージだったが、今やアニメと漫画とフィギュアとアダルトに代表される総合オタク街と化している。もっとも、マニアもオタクも本質的にはそれ程変わりはないので、興味の対象が多様化しただけのことかも知れないけれど…。とにかく、秋葉原はいつも変わらず熱気に溢れている街だ。
 


 4月14日 「トリフィドの目」(誤字ではありません)
 
 海外に注文していた「THE DAY OF THE TRIFFIDS:邦題『人類SOS』」のDVDが届いた。結構根強いファンもいるのに、日本では未だにDVDが出ていない。最近昔のSF映画が軒並みDVDでリリースされ始めたので、そろそろかと思っていたが、一向に出る素振りも見せない。そこで、とうとうシビレを切らして海外版を買うことにした。
 
 「28日後」を観た時、真っ先に頭に浮かんだのがこの作品で、状況設定がなかなか似ているなと思った。改めて観てみたらそれ程でもなかったけれど、やはり面白い。原版の保存状態が余りに悪かったらしく、リプリント版でも余り良くない。出来れば、現代のCG技術を駆使してリメイクして欲しいものだ。
 
 それにしても、初めて気が付いたけれど、トリフィドには目があったんだねぇ!

 


 4月15日 「無冠の帝王」
 
 本日横山光輝先生が急逝されました。「鉄人28号」のTVアニメ新シリーズが始まり、映画の上映も控え、今年益々注目されようとしている矢先の突然の訃報です。その昔、「少年」誌上で手塚治虫先生と人気を二分していた一方の雄でした。氏の描いた「鉄人28号」は巨大ロボット物の、「魔法使いサリー」は魔法少女物の先駆けとなった作品で、その後多くの漫画家に多大な影響を与えました。また「伊賀の影丸」で初めて試みられた敵味方各メンバーの対決表は、その後の格闘物やスポーツ対決漫画の模範ともなりました。
 
 氏の漫画の最大の特徴は、アクの弱いキャラクターと、淡々とした語り口でしょう。キャラクター主義から言えばやや逆説的ですが、キャラのアクが弱いからこそ作品の敷居が低く、読者がストーリーに入りやすいと言えます。そして、ともすればより刺激的になりがちな描写をあえて抑制し、それでいて読者の心を躍らせる独特の作風は、日本漫画史においても非常に希有な存在だったと思います。
 
 数々の素晴らしいキャラクターを世に送り出した、漫画界の無冠の帝王。横山光輝先生の冥福を祈ります。(無冠だと思っていましたが…、実は日本漫画家協会賞を受賞していました。)
 


 4月16日 「診断!」
 
 先月CT検査を受けた結果を聞きに病院へ行く。術後の状態などを見る為の検査だが、かなり広範に調べたので、臓器におかしな影でも出ていたらどうしようかと結構心配だった。結果は思いの外良好だったが、多少注意を受けてしまった。やはり食生活に気を付けて、もっとスリムにならなければいけないようだ。
 
 病院の帰り、狛江のロイヤルホストで三好邦夫監督と落ち合う。病院で注意されたばかりなので、極力低カロリーの食事で済ます。色々受け渡しを済ませ、映画の話などする。その内PCの話になって、映像関係でも大活躍のG5を強力に勧められてしまう。性能も凄いし、値段もリーズナブルなのが魅力だ。仕事には最適なので、ソフト面には不安が残るものの、そろそろ導入を考えてみよう。でも、ファンが3つって五月蠅くないのかなぁ?


   
 4月17日 「強運の人」
 
 結局、イラクで誘拐された人々は全員無事に解放された。消息も掴めず、一時は絶望とさえ思われていたのに、突然強力な仲介役が現れて、急転直下の解決だ。考えてみると小泉首相というのは恐ろしく運の強い人だと思う。だいたい四面楚歌の状態で出馬した総裁選の時からして、ライバルが自滅したり強力な助っ人が現れたりで、大方の予想を裏切る大勝利。その後も、首相の座から引きずり降ろそうと声を上げる人や政党はみな自滅してしまうし、窮地に陥った時には不思議と助け船が現れた。こういう強運な人が一国の首相であることは、ある意味日本にとっても幸運な事なのかも知れない。問題はこの幸運がいつまで続くかだが、自らの意志を貫く限り、この運気は当分続くような気がする。
 


 4月18日 「天花にしてんか?」
 
 ポプラ社の元担当編集者だった福島さんが、久しぶりに我が家にやって来た。新しい仕事の打ち合わせだが、なかなか興味深い話だ。今後どう展開するか全く見当も付かないけれど、面白そうなので取り敢えずやってみることにする。旨くすれば、ビックリするような事になるかも知れない。まあそれは別にしても、やりたい事をコツコツやって行く、一つの目標にはなるだろう。

 世間話をしている内にNHKの連続テレビ小説「天花」の話になった。今時珍しい、純粋な心を持った人々の話だが、一つだけどうしても解せないことがある。天花はどうしてギターを持った渡り鳥=竜之介なんか好きになっちゃうんだろう?出会いの時の印象が薄いのでどうにも理解しがたいが、これも運命なのだろうか?乙女の気持ちはよく分からない。ええい、勝手にしてんか!
 


 4月19日 「凄い!」
 
 月曜夜のお楽しみ、「緊急救命室ERⅨ」を観る。いつもながらシナリオが見事だ。翻訳にもよるけれど、ちょっとしたセリフ回しが実に上手い。こういう緊迫した状況に、気の利いたジョークがよくもまあポンポン飛び出るものだと感心してしまう。ステディカムを使って移動する1カットの間に、様々な細かいエピソードを複雑に絡めて演出するという手法は、日本のTVでも取り入れられているけれど、本家には到底かなわない。脚本はもちろん、セットもカメラも照明も役者も、どれ一つとってもかなわない。特にちょっとした脇役で登場する、老人や子供の素晴らしい演技には、毎回思わずホロリとさせられてしまう。とにかく、役者の層の厚さには驚かされるばかりだ。