4月4日 「恐竜の話」
 
 先月ヒサクニヒコさんの還暦祝いの会で頂いた「新・恐竜論」を読む。恐竜の本は数々あれど、これほど広範な分野を網羅し、解説した本は珍しい。何しろ初めて聞くような情報が盛り沢山だ。カスター将軍率いる第七騎兵隊がインディアンと壮絶な戦いを繰り広げていた頃、その近くで恐竜化石の発掘が黙々と行われていたなんて驚きだ。他にも、インディー・ジョーンズのモデルが恐竜化石の発掘人だとか、世界大戦中も国どうしで恐竜化石の争奪戦が行われていたとか…、知られざる化石発掘の歴史が非常に興味深い。
 
 また、博学のヒサさんならではの視点から恐竜の実像に迫っているところが実に痛快だ。絶滅した恐竜を知る手がかりは化石しかない。数少ないヒントからその正体を知るためには、当然広範な知識が必要となる。動物の構造や生態を良く知らなければ、生きた恐竜の実像を推測することなど困難だ。もっとも、化石から推測出来ることはほんの一部でしかなく、恐竜の本当の姿など実は誰にも分からないのだが…。
 
 ヒサさんの本のユニークなところは、色々な学説を紹介しながら、それらの説が必ずしも正しいとは言い切れないという理由を様々な実例を挙げて分かりやすく解説している点だ。恐竜の本は数々あれど、それぞれの学説についてこれ程明快に紹介している本は滅多にない。この点、恐竜学者でないヒサさんだからこそ、公正な立場で客観的かつ柔軟な判断が出来るのかも知れない。
 
 少なくとも、マスコミなどによって作り上げられた恐竜像が決して正しいとは言い切れないという事を、この本が明らかにしてくれるだろう。そして、恐竜を考えることを通じて、正しい「ものの見方」や「考え方」について多くを学ぶことが出来るに違いない。
 

 4月5日 「ウィルス・メールが花盛り!」
 
 平日になった途端にウィルス・メールが大量に届き始めた。アウトルック・エクスプレスを立ち上げるごとにウィルス感染メールが何十通も届く。しかも知り合いのアドレスを名乗って送ってくるのでやっかい極まりない。あまりの多さにメール・ボックスが満杯になり、エラー続出だ。通常のメールにも支障が出て仕事にならないぞ。
 
 あれっ?気が付けば、プロバイダーからのウィルス感染報告メールが来なくなったぞ。こりゃ一体どうしたことだ?まあ、これが来たらメールの数が倍に増えてしまうので、来なくて幸いだけれど…。それでも数えてみたら、今日1日だけでウィルス・メールが100通以上も来ているじゃないか!ひょえ〜〜っ!


 
 4月7日 「大磯へ」
 
 久しぶりに東海道線に乗って大磯へ出掛ける。空も晴れ渡り、富士山がクッキリと間近に見える。ポカポカと良い日和だし、あちこちで桜が満開だ。大磯の駅から花吹雪の下をアスカ蘭宅へと向かうが、何度も来ているのに何故か又しても道に迷ってしまった。
 
 家に着くと既にダロウ君が来ていた。アスカ蘭も随分と元気になって、今年の夏は絶対サンディエゴへ行ってやると意気盛んだ。私が行かない予定だと言うと、二人から来いと強要されてしまった。しかもダロウ君の話では、今年行くととっても良いことがあるらしい。ホントかね?確かに今年は色々面白いことが重なるので、楽しみではあるのだけど…、テロは怖いし…。う〜〜ん、悩むなぁ。
 
 
 4月8日 「鉄人28号!」
 
 今日も天気が良いのでふらりと散歩に出掛ける。途中床屋に寄って、伸び放題の髪を刈ってもらう。頭がサッパリしたところで、再び散歩を続ける。今年は暖かくなったり寒くなったりの繰り返しで、桜の開花にバラツキがあるようだ。すっかり散った木があるかと思えば、ようやく満開を迎えた木もあって、近所の桜はいまだに賑やかだ。
 
 家に帰って、今朝録画しておいた「鉄人28号」を観る。すると、いきなり懐かしい主題歌が始まってビックリ!おおおおおっ!昔の絵のまんまで動いているぞ!タイトルも漫画と同じだ!歌っているのは、上高田少年合唱団ならぬ六本木男声合唱団だ!もちろんスタッフロールも縦書きだ!それに製作は敷島重工だぞ!女っ気なんか微塵もない、胸躍る少年漫画映画の復活だ!よくぞやってくれたテレビ東京!次回は28号と27号の対決だ!今から来週が楽しみで仕方ないぞ!乞うご期待!
 
 ホントは鉄腕アトムもこの路線で作って欲しかったんだけどね…。