2月25日 「映画の目」
 
 やったね渡辺謙!ついにクリスチャン・ベール=「ガン=カタ」=バットマンVS渡辺謙=「ラストサムライ」=アル・グルの対決が実現だ!やっぱり、刀で戦うんでしょうかね?

 それにしても最近のハリウッドは東洋好いているようで、新しいピンク・パンサーではあのジャン・レノが加藤役をやるという噂まである(えっ?成龍=ジャッキー・チェンじゃないの?)。
 
 香港映画「インファナル・アフェア」もハリウッドでリメイクされるらしいけれど、ブラッド・ピット、トム・クルーズ、エド・ノートン、ロバート・ダウニーJr.という錚々たるメンバーが出演で、監督がマーチン・スコセッシというんだから、とんでもない事だ。(例えて言うならば、「踊る大捜査線」をトム・クルーズ主演でスピルバーグが監督するような事です。凄いでしょ?)
 
 TSUTAYAの前を通り掛かったついでに、例によって新作DVDを借りてしまう。それにしても、DVDのパッケージはいつ見ても素晴らしいねぇ。内容はC級の駄作でも、如何にも面白そうな大風呂敷パッケージについつい騙されてしまう。そう思わせる、このパッケージを描いている人は実に上手いと思う。昔で言ったら映画の看板描きの様に、束の間の夢を我々に見せてくれる、本当の意味での「職人」だなあといつも感心してしまう。
 
 …というパッケージに騙されたわけではないが、中でも目を引いた「レッド・サイレン」を借りて観てみる。ふむふむ、リュック・ベッソン製作ということもあって「レオン」みたいな感じだけれど、もっとシャープで、もっと怖い。所々、切れのある演出にゾクッとさせられる。ただ全体的に詰めが甘いのが、いかにも惜しい。惜しいなぁ。