12月23日 「ドッグ・ソルジャー」
 
 今日は休日なのだが、アニメやゲームの製作会社に休みは無い。というわけで、本日もアフレコを観に行く。今日の話にはなんと原作漫画のエピソードが出てくる。それに、私がデザインしたメカが初めて登場したりして、なかなか賑やかな展開だ。今回のPS2「月の掟の冒険」では私もコンセプト・デザインを描いているけれど、思い通りのイメージを伝えることが出来るし、製作時間の節約にもなるので、実際に作れるかは別として、これからもどんどん描かなければいけなくなるだろう。
 
 アフレコの帰りにいつものように秋葉原に寄ると、休日とあってさすがにどこも大賑わいだった。いつもは駅の周辺しか廻らないのだが、今日はちょっと思うところあって、末広町方面に足を伸ばす。うむむむむ!「アニメイト」「コミック虎の穴」「まんが王国」「まんだらけ」「新宿書店」「メッセサンオー」…。ヤマギワだって「ソフト館」に「アニメ館」!ラオックスだって「アソビットシティ」かい!それに「東京ホビット」「Yellow Submarine」だと!ラジオ会館に「VOLKS」や「海洋堂」があるのは知っていたけれど、これじゃ秋葉原は「電気街」と言うより、同人・アニメ・フィギュアを中心とした「オタク街」じゃないか!東京都の「秋葉原地区まちづくりガイドライン」というのがあるけれど、どうも実態を掴み切れていないような気がする。
 
 帰りにTSUTAYAに寄ってみると、幸いなことに面白そうな新作DVDを借りることが出来た。中でも「ドッグ・ソルジャー」とか「デスフロント」といった英国のホラーがなかなか新鮮だった。特に「ドッグ・ソルジャー」は特殊部隊と人狼達の戦いという設定だけでワクワクさせられる。内容は人狼版「ブラックホークダウン」といった感じ(予算があればそうなったかも?)というか、「ズール戦争」(予算があればそうなったかも?)を思わせる完全な戦争映画。「生き残るのは獣様か、俺様か!?」という宣伝コピーが秀逸で、マニア心をくすぐる。第20回ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭グランプリ受賞というのもなんとなく頷けるが、是非ともハリウッドで超ド派手にリメイクして欲しい。