12月16日 「ほしのこえ」
 
 アニメのアフレコがあるので、人形町の録音スタジオに出掛ける。今日から新メンバーが増えるので、スタジオの中が結構ごった返している。ふと見ると見覚えのない初老のスタッフが…。挨拶すると演出家の岡田宇啓さんだった。なにしろ白黒「鉄人28号」の頃からアニメの演出をしている大ベテランだ。「サザエさん」なんか、もう35年も続いているんだから凄いです。色々とお話を聞かせてもらい、思わぬ所で大変勉強させて頂きました。
 
 アフレコの後、スタジオを出てデジカメ片手に付近の探訪に出掛ける。今考えている新作の取材なのだけれど、とにかく参考になりそうな場所を探して歩き回る。あっち行ったりこっち行ったり彷徨うが、予想以上に町並みが変わってしまっているので、なかなか気に入った写真が撮れない。訳も分からず歩き続けると、何故か箱崎エア・ターミナルに着いてしまった。
 
 れれれっ、航空会社のチェック・イン・カウンターが無くなっている!以前は成田空港への重要なアクセス・ポイントだったのに、知らない間にかなり寂れてしまっている。そりゃそうだよ。今や我が家の近くからも、リムジン・バスで成田へ行けるようになったからなぁ。なんて事を考えながら、今度は秋葉原方面に向かう。
 
 秋葉原の輸入DVDの店に寄ると、年末大売り出しでDVDソフトが3割引になっていた。これはしめたと、前から気になっていた米版「ほしのこえ」のDVDを買う。本編は30分だが、ディレクターズ・カットや「彼女と彼女の猫」など75分の特典映像もしっかり入っているし、これはかなりのお買い得だ。その後他の店で「億万長者」などもゲット出来たし、今日は結構調子良い。
 
 さて、家に帰って早速「ほしのこえ」を鑑賞。成る程PC機材やソフトの進歩のおかげで、今や一人でもこんなアニメを作れる時代になったのかと感心する。昔だったら、一体何年かかるか見当も付かないからね。恐らくこれからは、同人誌を作る感覚で、誰でも手軽にアニメを作れる時代が来るだろう。いや、もう既にそういう時代になっているのだ。こうなると、やはり「センス」と「アイデア」と「お話」と「構成力」と、そして何より「個性」が益々大切になって来るだろうと思う。