11月27日 「デッドコースター」 
 
 散歩ついでに例によってTSUTAYA に寄る。新作DVDが入っていたので衝動的に借りてしまう。何だか最近日記の内容が映画の話ばかりになっているが、他に書けることがないので仕方ない。というわけで今日も映画の話。
 
 「HULK」をサンディエゴで観た時は気が付かなかったが、物語の冒頭にTV版ハルクのルー・フェリグノと原作者のスタン・リーが仲良く研究所から、ここの警備がどうのこうのと言いながら出て来るシーンがある。今回のハルクはフルCGになってしまったから、生身の役者は彼だけ。スタン・リーも既に第一線を退いているから、古き良き時代を代表する二人が研究所から退いて行くシーンは主役の世代交代を象徴するかのようだ。
 
 原作者が映画にカメオ出演することは珍しいことではない。スタン・リーがこの映画に出ているということは、もしかして「デア・デビル」や「Xメン」や「スパイダーマン」にも出ていたのかも知れない。後で観直してみよう。
 
 「デッドコースター」というタイトルから、てっきりジェットコースターを舞台にしたホラー映画かと思ったら、「ファイナル・デスティネーション2」の邦題だった。うむ、確かに原題は長過ぎるし、言い辛い。でも、なんでこんなタイトルを?と不思議に思いながら観てみたら、成る程次から次へと息つく暇もなく主人公達に襲いかかる死神の恐怖がまるでジェットコースターみたいだ。次の犠牲者はどんな死に方をするのか?ジワジワと観客の期待を煽って、見事に裏切る演出のキレが小気味良い。あまり期待していなかっただけに、こりゃ思わぬ拾い物だった。