8月27日 「火星大接近!」
 
 地球は太陽系で火星の内側の軌道を火星より早く廻っているので、約2年2ヶ月ごとに火星を追い越して行く。つまりその時地球は火星と接近するワケだが、軌道上のどこで接近するかによって、接近距離に差が出来る。火星との距離が離れている時は「小接近」。近い時は「大接近」と呼ばれ、「大接近」の時は「小接近」の2倍の大きさの火星が見られる。「大接近」は15年周期で起こっているワケで、マスコミが「6万年ぶりの大接近!」と騒いでいるけれど、15年前の大接近の時も6万年前の大接近の時も、見え方にそれ程差があるわけではない。
 
 この「大接近」に便乗して「火星儀」なんて物も売り出されているけれど、さすがに「火星人来襲!」なんて騒ぐ人はいなくなった。密かに、YさんやKさんに期待していたんだけどなあ。それにしても何処にあるんじゃ「火星の大運河」?