8月5日 「失われた夏休み」
 
 ゲームのディレクターの梅崎クンがやって来る。現在会社は夏休み中だというのに、ポポロのスタッフはお仕事中だ。ホントにご苦労様です。あれやこれや資料を見せてもらい、現在の進行状況などを聞く。心配された部分も順調に進んでいるようで、とにかく一安心。更に、今後の話も考えなくちゃということで、梅崎クンの意見を聞く。
 
 次回作はかなり驚くような内容で、なおかつシリーズ随一の感動作だから、これを越える話を考えるのは至難の業だ。そのことでずっと頭を悩ませていたのだが、梅崎クンと話している内にふと良いアイデアが浮かんだ。もしかすると…これは…いけるかも…?いや、こりゃ面白い。しかも、今までナゾだった色々な疑問が全て解けてしまうぞ。よし、これで行こう!
 
 というわけで、瞬く間に今後の方針が決まり、頭の中の迷いも払拭された。早速この路線で話を組み立てて行くことにしよう。だがその前に、目の前に山積した仕事を片付けなければいけないぞ。さあ、仕事だ!私の夏休みはもう終わりだ!…って、本気か?