7月19日 「ジャングル・ジム」
 
 会場に行く前に近くのショッピングセンターでDVDソフトをチェックする。うひょ〜っ!9ドル99セントだ!1200円でDVDが買えちゃうのは嬉しい。思わずB級SF物を買い漁ってしまう。
 
 その内凄い物を発見!「ジャングル・ジム」(1936)だ!って、ご存知の人はほとんどいないでしょうが、「フラッシュ・ゴードン」の作者アレックス・レイモンドのコミックを元にユニバーサルで12話構成でシリーズ化された映画だ。猛獣たちと一緒に育った少女ベティ・ジェーン・ローデスと探検家ジャングル・ジムのアフリカを舞台にした冒険物語だが、いわば「少年ケニア」の元祖みたいな映画で、昔日本でもTVで連続放送していた記憶がある。こりゃホントに懐かしいぞ!
 
 というわけで、その他「LASERBLAST」「GALAXINA」「HARDWARE WARS」「STAR WARP'd」「THE KILLER SHREWS」…、変わり種やら超B級など各種取りそろえてまとめて買った。それでも元が安いので、懐がほとんど痛まないのが嬉しいね。
これらは
今回買った
ほんの一部
です。
 
 調子に乗って買いすぎたので、一旦ホテルに戻って、荷物を置いてから改めて会場に向かう。会場に行くとスター・ウォーズのコスプレの一団が入って来た。帝国軍の皆さんも、ジェダイノ騎士団も、ボバ・フェット軍団も、捕虜の共和国兵士も、アミダラもアナキンも…、その数総勢100人余り!でも行進が速過ぎて、上手く写真が撮れなかったのが残念。いや〜っ、さすがにスター・ウォーズの人気は根強い。来年は更に盛り上がるんだろうなぁ。
 
 明日は最終日なので、買い物はなるべく今日中に済ませておきたいところだが、会場があまりに広いので、思うように買い物が出来ない。取り敢えずトワイライトゾーンのグレムリンだけは押さえておきたいところだが、何処で売っていたっけ?
 
 何とか最低限押さえておくべき物はゲット出来たので一安心。夜はゆっくり映画を観て過ごそう。で、今日観たのは次の2本。どちらも日本公開がまだ先の作品だが、結構気になっていた映画だ。面白いと良いんだけどなぁ…。
 
 「Jony English」:Mr.ビーンのローワン・アトキンソン主演の007パロディー映画。パロディーと言っても、そこはそれ「モンティー・パイソン」の英国映画だから「オースチン・パワーズ」とはギャグの質が大きく違う。お馬鹿なオチャラケではなく、本人はいたって真面目に大バカをかますから、ある意味タチが悪いし、非常に危険なキャラクターだ。それにしてもこのギャグ、私は好きだけど、アメリカ人には受けないかも知れないなぁ。日本でもどうだかなぁ。葬儀場のギャグなんて、思い出す度に今でも思わず笑ってしまうけれどなぁ。プードルみたいなマルコビッチの怪演も観れます。
 
 「Sinbad:Legend Of The Seven Seas」:「シンドバッド」と来ればハリーハウゼン。そんな雰囲気たっぷりの長編アニメ。が、ちょっと何か違うんだなぁ。面白いはずなのに、もっと感動出来るはずなのに、何か物足りないのは何故?きっと旅情感だったり、心の機微の細やかさだったりするのかも知れない。アメリカ製のアニメにそれを求めるのは無理な話だろうけれど…、題材が良いだけに惜しい。CGとセルアニメの融合も凄いけれど未消化な気がする。