7月18日 「コネリーにはかなわない」
 
 ホテルの近くにシネコンが2つもあるので、映画を観るには困らない。だから映画を1本観てからコンベンション会場に行くなんてことも可能だ。(まあ、そういう基準でホテルを選んでいるのだけれど…)そんなわけで、今日はまず前から気になっていたあの映画を観に行くことにする。
 
 「The League of Extraordinary Gentlemen」:ショ−ン・コネリー主演の、まさに奇想天外のストーリー。まるで宮崎アニメを実写で作ったみたいな映画だ。小説に登場する様々なキャラクターがチームを組んで、世界征服を企てる悪の組織に戦いを挑むんだから、まさに何でもありの世界。特にネモ船長とノーチラス号が素敵だ。続編も出来そうだけど、出来るかなぁ?
 
 映画を観終わってから早速会場に向かう。が、会場に行ってビックリ!昨日あったウィリアム・スタウトのブースが無くなっている!げげげっ、彼の恐竜の本を買おうと思っていたのに、買いそびれてしまったじゃないか!これはマズイ。知り合い関係のブースは先に片付けておくことにしよう。
 
 慌ててゲイリー・ジアニのブースに行き、私の本を渡す。隣には彼の友達のマイク・ミニョーラもいる。その後ジアニの師匠のマイケル・カルータのブースに行って、再び本を贈呈する。するとカルータがお返しに画集をくれた。あっ、これは欲しかった本だ!なんかエビで鯛を釣ったようでラッキー♪
 
未来のフラゼッタ
ゲイリー・ジアニ
「CONAN of Cimmeria」 「シャドー」の
マイケル・カルータ
「WINGS OF TWILIGHT」

 今年はホントに日本のアニメや漫画を扱ったブースが多い。アメコミでもジャパニメーションの影響を色濃く受けた作品が増えている。日本漫画の描き方のハウツー本が出ていたり、アニメのキャラを真似た絵がもてはやされているのを見るにつけ、何だか情けなくなって来る。これでいいのかアメコミ!?
 
 すっかり影が薄くなった感のあるアメコミだが、映画界は元気だぞ。ここは一つ、映画で元気なアメコミを満喫しよう。というわけで観ました「HULK」!さあどうだ?
 
 「HULK」:コミックが原作だからって、画面もコマ割りするのはいただけないぞ、アン・リー監督。でも、ジェニファー・コネリーのアップが多いから許す。前半は眠いけれど、ジェニファー・コネリーのアップで目が覚める。最新のCG技術で創り出されたハルクは確かに素晴らしいけれど、ジェニファー・コネリーの前には霞んでしまう。
もっとお話の中心をコネリーと主人公に据えて、周囲の迫害を受けながらも、警察や軍隊の追撃をかわし、父親と対決しながらも、コネリーを救い出すというふうに持って行けば、もっと感動出来たのに…。(でも、それって「スパイダーマン」と同じになっちゃうか…)というわけで、ジェニファー・コネリーのアップだけが印象に残った。気がつけば、今日はコネリーの日でした。
 
 いかん。どうもアメコミは元気ないなぁ…。