6月21日 「ER祭り」
 
 午前中に東京ガスに電話すると、今日の午後修理に来てくれるという。それまで仕事をしていようと思ったが、エアコンの効かない室内はサウナのようにうだって、とてもそんな気力が出ない。そうだ、こんな時はDVDでも観て気分を晴らそう。そう思って取り出したのが「ER緊急救命室」の第6シーズンBOX。
 
 第1話から観始めたら、いきなりもの凄い展開で画面に釘付けになってしまった。そして、そのまま「ER]の世界に引きづり込まれて、ズルズルと観続けるハメになってしまった。いかん!このままでは最後まで観続けてしまう!なんとか抜け出さねばと思うのだが、次から次へと息抜く暇もなく色々な事件が登場人物達に降りかかって、とにかく先の展開が気になって仕方ない。
 
 病院ドラマなのに、銃撃戦あり、爆破あり、殺人事件有りで、一体どうなっているんだこの病院!?出てくる登場人物もみんな大きな問題を抱えて、なおかつ人間関係が相互に入り組み、複雑に絡み合っている。その上病院という場所柄、赤ん坊から死期を迎える老人まで、様々な人間模様が集約されているから、ドラマのネタには事欠かない。
 
 凄いのは、それらのネタが見事に絡んで、毎回一つの物語をちゃんと織り上げ、更に次回への伏線として視聴者の興味を煽り続けていることだ。とにかくドラマの中で起きたどんなに些細な事も、しっかりその後の事件の伏線になっているから驚く。しかもそれらを盛り込みながら、人種差別や銃規制、ドラッグなど社会的な問題やERの抱える様々な問題等を提起しつつ、当然のように感動の人間ドラマに仕上げているシナリオライターの手腕には毎回感心させられる。いやホント、凄いです。