5月3日 「ドリームキャッチャー」
 
 新百合ヶ丘のワーナー・マイカルで映画を観る。しかし、今日は何だか気が重い。なんたって「Xメン2」と「ドリームキャッチャー」の二本立てだ。面白そうな気がしない。普通ならレンタルまで待つところだが、敢えて観ようというのには訳がある。「ドリームキャッチャー」と同時上映の短編アニメを観たかったのだ。アニマトリックスの「ファイナル・フライト・オブ・ザ・オシリス」を大画面で観る唯一の機会だからね。「Xメン2」は前作も初日に観たので、まあ付き合いで今回も初日に観ることにした
 
 「Xメン2」は驚いたことに、完全に前回の続編になっていた。前作を観ていないと分かりにくいところも多々あって、見事に「Xメン」ファン仕様になっている。それにしても、初日だというのにシネコンの小さな劇場で、しかもガラガラというのはちょっと悲しい。CGも凄いし、話もそれなりに良くまとまっているんだけれどなぁ。もっとも、一つだけどうしても納得出来ないことがある。
彼女を助ける方法はちゃんとあったのに(彼なら助けられる)!しかもその方がお話としても順当だと思えるから腑に落ちない。
 
 「ファイナル・フライト・オブ・ザ・オシリス」は、「ファイナル・ファンタジー」の様なフルCGアニメだが、「マトリックス・リローデッド」に繋がる外伝的作品だ。人間の肌の描写がかなり進んで来たけれど、まだアニメの域を出るまでには至っていない。この辺が現在のCG技術の限界なのだろう。
 
 さて「ドリームキャチャー」だが、これは期待していなかっただけに結構楽しめた。「サイン」でご不満の方にはお薦め出来るかも知れない。ただしスティーブン・キングお得意の下ネタ・オン・パレードなので、下品な話に耐えられない人にはまさに悪夢だろう。それはともかく、一風変わった
図書館での攻防が新鮮だった。久々のホラー映画なので、恐いというよりワクワクしてしまった私は、何か変?
 
 ところで、今日観た予告編の中で一番興味を引かれたのは、ショーン・コネリー主演の「THE LEAGUE OF EXTRAORDINARY GENTLEMEN(邦題は「ザ・リーグ」)」だった。インディー・ジョーンズのお父さんみたいな冒険家アラン・クォーターマン(コネリー)が手を組むのは、ネモ船長やジキル博士や透明人間にミナ・ハーカーというフィクションのキャラクター
達。まるで怪物くんみたいだけれど、面白いアイデアだ。