4月8日 「雨にぬれても」
 
 あんまりダビングばかりしているので、さすがにDVD−Rが無くなってきた。仕方がないので秋葉原へ買いに出掛けることにした。家を出て空を見上げると、どうも雲行きが怪しい。駅に行く前にまず、TSUTAYAに寄って借りていたDVDを返す。ついでにBOOK・OFFで、先日から気になっていたB級モンスター映画のDVDを買ってしまう。
 
 「U.M.A2002/レイク・モンスター」というのは、パッケージの写真から「魔の火山湖/甦った巨大生物の恐怖」(1976)ではないかと睨んでいたが、案の定それのディレクターズ・カット版だった。やや寸胴のプレシオサウルスのモデル製作をフィル・ティペットが担当し、ディビッド・アレンやランディ・クック、ジム・ダンフォース、フィル・ティペット等がアニメートした。その後の「スター・ウォーズ」や「ジュラシック・パーク」「スターシップ・トゥルーパーズ」等で活躍するSFXマン達が結集して作り上げた自主映画みたいな作品だ。出来は今四つだけれど、結構記念すべき作品ではある。それにしても、1976年の作品に「2002」と付けるのはどうかと思うなぁ。
 
 それともう一つ、「トレマーズ3」も買ってしまう。「トレマーズ」は傑作だったけれど、続編の出来は散々だった。「3」の出来も推して知るべしだが、まぁ安く買えたので、お値段なりには楽しめるだろう。今度のグラボイズは
飛ぶのだが、その原理がなかなか笑える。
 
 BOOK・OFFで買い物を済ませて駅に向かうと、雨が降り始めてきた。なんだか前途多難を暗示するようだ。都心に近づくに連れ、空がどんどん暗くなってきた。地下鉄の岩本町駅から外に出ると、かなり雨脚が強くなっている。折りたたみ傘でなく、ちゃんとした傘を持ってくれば良かったと後悔するも後の祭り。秋葉原へ歩いている内にズボンも鞄もずぶ濡れになってしまった。
 
 雨降りとあって、店頭の商品には全てビニールが掛けられている。商品を確認するのもままならない状態だ。そんなわけで、安いDVD−Rを探すのにいつもより手間取ってしまった。なんとか1枚100円くらいの50枚パックを発見して、プリントも可能だし、今日はこの値段で手を打つことにする。
 
 その後秋葉原駅に戻って改札口で暫く待っていると、和田慎二さんがやってきた。今朝急遽待ち合わせをしたのだけれど、まさか雨が降るとは不覚にも思わなかった。雨の中を再び秋葉原の店を物色して廻るが、どうにもこうにも調子が出ない。荷物が増えるのを嫌って、結構買うのを躊躇ってしまった。うう〜ん、いかん!今日はホントに悔いの残る買い物だった。「後日必ずリベンジしてやるぞ!」と心に誓って秋葉原を後にした。