3月30日 「Q」
  
 今日は外に出ないつもりだったけれど、TSUTAYAで借りたDVDを返さなければいけない。という口実で、午前中に駅まで出掛ける。ついでだから地下鉄に乗って新横浜まで行ってしまう。おやっ?4両目が女性専用車両だって?始発から午前9時までだって?階段のそばに女性専用車両が止まると、間一髪で乗り遅れる男性が続出するかも知れないね。…などと考えている内に、新横浜駅に到着。ここに来たのは、もちろんビックカメラに寄るためだ。早速DVDのコーナーで新作をチェックする。
 
 おっとありました、「バンデッドQ」。ジョージ・ハリソン製作総指揮、テリー・ギリアム監督のSFファンタジー作品だ。発売が随分延期されていたので、本当に出たのかちょっと心配だった。テリー・ギリアムの作品では「未来世紀ブラジル」の次に好きな作品だ。中でちょこっと顔を出すショーン・コネリーがとても良い。特典としてDVDにはスタッフやキャストによるオーディオ・コメンタリーが入っているが、ギリアム・ファンにとっては「バンデッドQ」を解き明かす必聴の内容だ。いやぁ、こんな特典が付くようになるんだから、DVDの功績はとても大きいと思う。それにしてもこの
 
 ふと見ると「オーケストラの少女」のDVDも出ている。ディアナ・ダービン主演の心温まる作品だ。昔はこういう人間愛に溢れた作品が多かったなぁと思わず懐かしむ。字幕が古い映画の書体というのも泣かせる。それに主演のディアナ・ダービンが良い。ジュディ・ガーランドと同時期のデビューだったけれど、歌の上手さでは群を抜いている。というか上手過ぎたため、ジュディ・ガーランドのようには大成しなかったのだろう。まぁ、そこがまたディアナの魅力なのだけれど。
 
 …と昔を懐かしんで感慨にふけっていると、すぐ横に不気味なボックスが!ゲゲゲッ!「ビートルズ・アンソロジー」じゃないか!ライヴ映像やプロモ・クリップに録音映像・ニュース・インタビューなどグループ結成から解散まで集めた11時間以上のウルトラ・ドキュメント映像集だ。ビートルズを語るには論より証拠の必須アイテムじゃないか!結局「バンデッドQ」が引き水となって、思わぬ買い物をするハメになった。重い…。
 
 「K−1 WORLD GP2003inさいたま」でボブ・サップと対決したミルコ・クロコップのパンチがボブ・サップの顔面を砕いた。痛そうにリングに崩れ落ちたサップだが、本当に痛いのはテレビ局の方だろう。国民的人気者のミスター視聴率がしばらくの間出演出来なくなるのだから。サップ、カムバック!