3月16日 「その後のその後」
 
 「真相報道バンキシャ!」を観たら、タマちゃん騒動のその後についてちゃんとフォローしていたので感心した。例の捕獲騒動で一躍有名になった、アメリカの動物愛護団体「マリンアニマル・ライフライン」って何なの?という疑問に答えるかのように、帰国した4人に同行して団体本部まで出掛け、ちゃんと活動内容を取材して来た。報道というのはタダ情報を垂れ流すだけでなく、このように情報の裏をとるという作業が肝心だ。何が真実かは論より証拠。実際の映像を見せられれば一目瞭然だ。尚この取材では、取材に出掛けた番組スタッフが逆にアメリカのテレビ局に」取材されるというオマケまで付いていたが、おかげでアメリカでの報道が一方的なものにならなくて良かった。
 
 番組では更に「タマちゃんのことを想う会」が計画していたタマちゃん輸送ルートを辿ってオホーツク海まで出掛け、流氷で閉ざされた海も確認した。やはり彼らが主張していた「オホーツク海に放つ」なんて事は実際には不可能な事なのだ。まさか氷に穴を開けてタマちゃんをその中に放り込むつもりだったのだろうか?そんな事をしたらほ乳類のアザラシは死んでしまうではないか!このこと一つをとっても如何に滅茶苦茶な計画であったかがよく判る。
 
 また、「タマちゃんが痩せて来ている」という主張に対して、以前の写真と最近の写真を比べ、両目の間隔を基準に計測してみると、実は全体的に大きくなっていることが科学的に証明された。概算で20㎏〜30㎏体重が増えている計算だ。タマちゃんは痩せたのではなく、実は成長していたのだ。
 
 今朝「想う会」が餌を河にまこうとして再び騒動になったが、もう何が何だか理解不能の行動で頭が痛くなる。河にゴミを捨てるのは止めましょうね。